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リウマトイド因子が陰性ですが、関節リウマチと診断されることはありますか?

リウマトイド因子が陰性の患者さんでも、関節リウマチと診断されることはあります。 関節リウマチの原因は未解明の部分が多く、これがあれば必ずリウマチである、というような検査が存在しません。リウマトイド因子は、リウマチの患者さんの約80%が陽性を示し、診断には非常に有用ですが、他の要素も複合的に勘案し、診断を進めていきます。

関節リウマチは遺伝しますか?

一般的に、自己免疫疾患(リウマチを含む)には遺伝的な背景があることが知られていますが、リウマチは遺伝病ではありません。親から子へ、 あるいは孫へ遺伝することは少ないと考えられています。一般の方よりもなりやすい体質の方がいる、と考えてよいでしょう。

鍼、灸は関節リウマチに有効ですか?

あくまで治療の中心は薬物療法ですが、関節などの局所的な痛み、疲労感、抑うつ症状の緩和に、鍼灸治療が有効との報告があります。

温泉はリウマチに効果がありますか?

あくまで治療の中心は薬物療法ですが、生活の質を高める一手として、温泉を取り入れることはできます。症状が落ち着き、全身のコンディションがよいときに入浴しましょう。 リウマチには40°C前後の温度が効果的です。しかし、多くの温泉は42〜43°Cと高めの温度設定です。さらに、効果を得るための入浴時間は最低 でも15分程度と、ゆっくり身体を温めることが必要です。

お酒、タバコの習慣はリウマチに悪影響ですか?

アルコールは適度な量であれば問題はありません。 喫煙はリウマチ発症の危険因子の一つです。受動喫煙によっても発症リスクが高まると言われています。また、喫煙は疾患活動性を高め、骨破壊も進行させてしまいますので、必ず控えるようにしましょう。