第59回九州実業団陸上競技選手権大会

2016年5月21日~22日/北九州

第59回九州実業団陸上競技選手権大会が5月21日・22日(土・日)の2日間、北九州市立鞘ヶ谷競技場で開催されました。

大会初日に行われた男子10000m1組には、荒毛喬也が出場しました。

荒毛は集団の前方に位置取りし、前半はレースの流れにうまく乗り、余裕を持って走っていました。

5000m過ぎに少しペースが上がると荒毛は我慢できずに集団から遅れました。

目標タイムには遠く及ばす、課題の多く残るレースでした。

男子10000m2組には、足立知弥、松尾良一、中嶋和希、西純平の4人が出場しました。

ペースは比較的ゆっくりと進んでいきましたが、レース前半で足立、松尾、西が苦しくなり集団から離れました。

終盤まで集団について走っていた中嶋もレースが動き出した時に対応できずに離され、最後は失速し課題が残る走りでした。

男子10000m3組には、出口和也、本田匠、市田孝、吉村大輝、有村優樹、茂木圭次郎の6人が出場しました。
スタートしてすぐにタヌイ選手(九電工)、ヌグセ選手(安川電機)、アベラ選手(黒崎播磨)が飛び出し、それに茂木、市田、出口が積極的についていきました。
しかし、ペースが速すぎた事もあり、早い段階でアベラ選手と旭化成勢は置いていかれる形になりました。
しばらくはアベラ選手についていきましたが、なかなかペースが上がらず、リオオリンピック参加標準記録(28分00秒00)突破を目指し、市田が前に出てペースを上げていきました。
5000mを13分58秒で通過すると記録の期待が懸かりましたが、序盤のハイペースの影響もあり、終盤押し切れず記録の突破はなりませんでした。
一人旅となった市田が日本人トップの3位でゴールし、最後までアベラ選手と競っていた茂木がラストで振り切って市田に次いで4位でゴール。
中盤から日本人集団に吸収された出口がラストで持ち前のスプリントを発揮し、集団から抜け出して6位でゴールしました。

大会2日目に行われた男子3000m障害には、市田宏が出場しました。
気温が高い中で行われましたが、日本選手権参加標準(8分50秒00)突破を目標に積極的なレースを見せました。
最後まで力を振り絞った走りを見せましたが、あと一歩というところで参加標準記録には届きませんでした。
しかし、自己記録を更新して大会最優秀選手に選ばれました。

第59回九州実業団陸上競技選手権大会成績

男子10000m3組
3位 市田孝 28分22秒67
4位 茂木圭次郎 28分32秒86
6位 出口和也 28分49秒36
14位 吉村大輝 29分02秒06
15位 本田匠 29分06秒83
22位 有村優樹 29分25秒63
男子10000m2組
12位 中嶋和希 29分41秒81
15位 足立知弥 30分02秒66
18位 松尾良一 30分09秒69
21位 西純平 30分25秒93
男子10000m1組
5位 荒毛喬也 30分28秒81 [自己新]
男子3000mSC
1位 市田宏 8分50秒13 [自己新]

選手のコメント

<市田孝選手のコメント>

今回も目標記録に届かず、課題の残る悔しいレースとなりました。
次へ気持ちを切り替えて、万全な状態で日本選手権のスタートラインに立てるよう頑張ります。
応援ありがとうございました。

<市田宏選手のコメント>

市田宏

応援ありがとうございました。
結果は自己ベストで優勝することができましたが、目標にしていた記録には及ばず、課題が多く見つかりました。
次に迎えるレースで来年の日本選手権、世界選手権に繋がる記録を目指していきます。
これからも応援よろしくお願いします。

旭化成 柔道部