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耐火性|火事に強い ファイヤーストップALC壁構法

ポイント

  •  独自の部材と構法を用いたファイヤーストップALC壁構法により、都市部でも安心の高い耐火性を実現。
  •  国土交通大臣認定の耐火構造部材 ALCコンクリート・ヘーベルを外壁・床・屋根(勾配面を除く)に使用し、火災から入居者と資産を守る。

テクノロジー

強い部材、強い構法で建物を守る
ファイヤーストップALC壁構法

ALCコンクリート・ヘーベルは、内部に豊富な気泡と気泡をつなぐ無数の細孔を有するため、熱を伝えにくいのが特徴です。また、完全無機質なので加熱による有毒ガスの発生もありません。ヘーベルメゾンはこのALCコンクリート・ヘーベルを外壁・床・屋根(勾配面を除く)に採用しているほか、外壁が脱落・ひび割れしにくいロッキング工法も導入し、炎の侵入をしっかりと防ぎます。

強い部材、強い構法で建物を守るファイヤーストップALC壁構法

実証 過酷な耐火試験をクリア

ISO-834*に準じた耐火試験では、表面を加熱して温度を上昇させ続けても、裏面温度は木材の引火危険温度をはるかに下回ることが確認されました。

ISO-834に準じた耐火試験(60分)

 ISO-834に準じた耐火加熱試験
加熱後30分で842℃、60分で945℃に温度を上昇させ続ける試験。
消火活動の遅れや大火災を想定。

 外壁ヘーベルの裏面温度
ISO-834に準じた耐火試験を実施。外壁裏面でも1時間後の温度が木材引火危険温度260℃を大幅に下回りました。

* ISO-834とは、国際基準の耐火試験方法。ISO(国際標準化機構)が定めている。

高性能断熱材ネオマフォーム

炎をあてても燃え広がることなく炭化し、発生ガスも少ない耐燃焼性能を誇る断熱材を採用。他素材に比べ、燃焼時の一酸化炭素および二酸化炭素の発生量が少なく、有毒とされるシアン化水素の発生もありません。

ネオマフォーム燃焼実験

近隣からの延焼をくい止める
耐火性能

万一隣家が火事になった際も耐火構造部材「ヘーベル」なら延焼を防止。被害を受けやすい軒天やシャッター・開口部も、それぞれ防火認定等を取得している部材で構成されているため、炎の侵入をくい止めます。建物が密集する都市部の防火地域でも建築可能です。

火災時の火元からの距離と温度上昇の目安

室内に炎を近づけないALCコンクリート・ヘーベル

一般的な耐火試験では、室内側の壁材で火をくい止めれば基準を達成できますが、万一の火災の際は壁内の配線や柱などが損傷する恐れがあります。優れた耐火性能を発揮するALCコンクリート・ヘーベルは、判定ラインの条件が厳しい外壁単体で基準をクリア。火災後も軽微な補修で住み続けられることを目指しました。

  • ヘーベルハウスの安全基準
  • 一般的な耐火基準

内部失火の拡大を防止する
二重の区画防火対策

万一内部から失火した場合も、内装下地に採用している不燃性の石膏ボードが隣室への燃え移りを抑止。さらに床の「ヘーベル」が燃え抜けを防ぎ、燃え落ちない壁「ヘーベル」が新たな酸素の流入を防ぐなど、さまざまな対策で被害の拡大を防止します。

火災時の火元からの距離と温度状況の目安

※ 説明用に界壁を厚く描画しています。外壁等と厚みの比率は実際のものと異なります。

※ 図は3階建て賃貸専用住宅の場合。

実証 防火壁としての役割を阪神・淡路大震災で実証

防火壁としての役割を阪神・淡路大震災で実証1995年の阪神・淡路大震災では、火災による被害も甚大でした。しかし、多くの住宅が焼失していく中にあって、注目を集めたのが「ヘーベルハウス」の耐火性能。激しい揺れに耐え、倒壊せずに残った「ヘーベルハウス」が防火壁としての役割を果たし、延焼による被害が拡大するのを防いだという例が各所で見られました。

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