第40回全日本実業柔道個人選手権大会

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73kg級で齋藤涼が接戦を勝ち抜き見事、初優勝!!
81kg級で谷口が決勝進出も惜しくも敗退し、2位!
90kg級で増渕が決勝で逆転負けの2位!
100kg級で西潟が惜しくも2位!野田が3位入賞!
100kg超級で木村が3位入賞!

 8月28・29日(土・日)兵庫県・尼崎市記念公園総合体育館に於いて全日本実業柔道個人選手権大会が行われ、当部より、66kg級から100kg超級に16名が出場致しました。

 初日に行われました、73kg級で齋藤涼が決勝戦で延長戦にもつれるも、抜群の勝負強さで接戦をものにし、見事初優勝しました。81kg級では谷口が決勝に進出するも負傷していた肘の影響で精彩を欠き、2位に留まりました。

 2日目に行われました90kg級で、増渕が決勝に進出するも逆転負けで2位に留まり、100kg級では西潟が決勝進出しましたが惜しくも2位に留まり、野田が健闘を見せるも準決勝戦で敗退し、3位に入賞しました。100kg超級で木村が安定した力を見せるも準決勝で敗退し3位に留まりました。

 各試合の詳細は以下の通りです。

66kg級

2回戦

寺居 一本
(払 腰)
正田
(住友信託銀行)

3回戦

寺居 一本
(払 腰)
赤坂
(関西学院柔道クラブ)

4回戦

寺居 優勢
(技 有)
鈴木
(金沢学院柔道クラブ)

73kg級

2回戦

千葉 一本
(送襟絞)
黒岩
(了徳寺学園)
白井 優勢
(有 効)
澤田
(国士舘柔道クラブ)
齋藤涼 一本
(腕 緘)
濱上
(豊田自動織機)

3回戦

千葉 一本
(掬 投)
松尾
(アーバンセキュリティ)
白井 判定
(2-1)
寺居
(同志社WRJC)
齋藤涼 一本
(上四方固)
板川
(日本通運)

4回戦

千葉 GS・一本
(大外刈)
吉永
(高宮接骨院)
白井 GS・判定
(1-2)
赤迫
(自衛隊体育学校)
齋藤涼 一本
(足 払)
新平
(自衛隊体育学校)

準々決勝戦

千葉 一本
(送襟絞)
榎本
(新田クラブ)
齋藤涼 優勢
(技 有)
丸山
(東芝)

準決勝戦

齋藤涼 一本
(片羽絞)
榎本
(新田クラブ)

準決勝戦、66kg級で強化選手の経験がある榎本選手との対戦。開始から組手で先手を取る齋藤は開始42秒、寝技の攻防から片羽絞で相手から参ったを奪い一本勝ち。決勝進出を決める。

決勝戦

齋藤涼 GS・判定
(3-0)
鳥居
(了徳寺学園)

決勝戦、66kg級で5回優勝経験を持ち、昨年73kg級に階級変更し、優勝している鳥居選手との対戦。齋藤は開始間もなく場外際で相手の内股を透かし一本と思われたが何もない。組み合い、相手と距離を縮め攻める斎藤のペースで試合が進むがポイントがないままGSへ突入。

GS開始30秒、場外際で斎藤が大外刈りで投げ一本と思われたが、場外の判定で試合続行となる。その後も場外際で投げる場面があったが全て場外の判定。しかし、最後まで先手を取り技を出し続けた斎藤に旗が揃い圧倒的な内容での判定勝ち。初出場で初優勝を飾る。

81kg級

2回戦

谷口 一本
(大外刈)
齋藤
(豊田自動織機)
垣田 一本
(内 股)
玖珠
(近畿通関)

3回戦

谷口 一本
(背負投)
小池
(北関東綜合警備保障)
垣田 一本
(背負投)
野中
(肥後銀行)

4回戦

谷口 GS・一本
(大外刈)
矢嵜
(了徳寺学園)
垣田 判定
(2-1)
黒澤
(東レ・滋賀)

準々決勝戦

谷口 一本
(総合勝)
齋藤
(JAKE・JAPAN)
垣田 一本
(掬 投)
法兼
(ALSOK)

準決勝戦

谷口 優勢
(指導2)
西岡
(京葉ガス)

準決勝戦、73kg級で強化選手経験のある西岡選手との対戦。谷口は相手の動きを上手く抑え、緩急をつけた攻撃で指導を2つ積み重ね、危なげない試合運びで優勢勝ちを収め、3年連続の決勝進出を決める。

決勝戦

谷口 一本
(袖釣込腰)
花本
(京葉ガス)

開始から厳しい組み手を見せる谷口は、場外際で内股を仕掛けると、相手は体を浴びせての小外掛けを掛けて来て谷口は何とか技有で凌ぐ。谷口は反撃の糸口を見つけようと組み際の内股でチャンスを作り、何度か、組み際の内股で相手を大きく崩すも決まらない。何度かの待ての後、相手と両袖を取って組み合い、谷口が相手を崩そうと横に動くと同時に相手は袖釣込腰に入る。谷口は腰を捻って堪えるも、強引に巻き込まれる形で投げられ、一本負けを喫し、2位になりました。

90kg級

1回戦

河添 一本
(不戦勝)
瀬尾
(大東柔整)

2回戦

増渕 一本
(大内刈)
山口
(東洋水産)
河添 優勢
(技 有)
馬場
(中京柔道クラブ)
田中 一本
(背負投)

(大阪府柔道整復師柔道連盟)
西田 一本
(内 股)
渡邉
(三菱化学物流)

3回戦

増渕 一本
(大外刈)
比留川
(高宮接骨院)
河添 一本
(肩 固)
穴井
(了徳寺学園)
田中 一本
(大内刈)
菊川
(OJC)
西田 優勢
(技 有)
菊地
(北関東綜合警備保障)

4回戦

増渕 一本
(小外刈)
橋本
(東京消防庁)
西田 優勢
(技 有)
松岡
(府中刑務所)

準々決勝戦

増渕 一本
(背負投)
河原
(京葉ガス)

準決勝戦

増渕 一本
(大外刈)
穴井
(了徳寺学園)

増渕は相手の奥襟を持って、内股、大内刈で攻める。相手も大内刈、背負投で攻める展開。中盤、場外際で増渕が大内刈に行くと相手は下がりながらも返し、技有となる。後のない増渕は猛然と攻め立て、3分過ぎに増渕が大外刈で相手を倒し一本勝ち。逆転で決勝進出を決める。

決勝戦

増渕 一本
(合 技)
吉永
(新日鐵・広畑)

増渕左、吉永右のケンカ四つで激しい引き手争いの中、増渕は内股で先手を取り、1分27秒に相手のみ指導、2分12秒に両者指導、3分過ぎに相手のみ指導と相手に指導3を与え、増渕が優位に試合を進める。しかし、相手も劣勢を挽回するように猛然と攻め始める。3分50秒に相手の背負投を受けてしまい、技有を奪われる。そして寝技の攻防になると、増渕が受けに回ってしまい、相手の三角固めから上四方固に抑え込まれ、合技で一本負けし、2位となりました。

100kg級

2回戦

廣瀬 一本
(袖釣込腰)
武井
(センコー)
野田 優勢
(小外掛)
宮原
(帝京大学柔道クラブ)
西潟 一本
(払 腰)
濱上
(ALSOK)

3回戦

野田 一本
(縦四方固)
清田
(三菱重工・名古屋)
西潟 優勢
(指導2)
東海
(日経サービス)

4回戦

野田 一本
(背負投)
堀口
(アーバンセキュリティ)
西潟 優勢
(指導3)
川波
(九州電力)

準々決勝戦

野田 優勢
(技 有)
影野
(日本通運)
西潟 一本
(小外刈)
齋藤
(新日鐵・広畑)

準決勝戦

野田 一本
(大外刈)
本郷
(フォーリーフジャパン)
西潟 一本
(合 技)
森本
(了徳寺学園)

野田は約10cmの身長差のある本郷選手に対し、積極的な組手を見せ、大外刈、体落で攻める。両者組手争いが厳しくなかなか自分の組手にならないまま試合が進む。2分過ぎに本郷選手の組み際の大外刈を不用意に受けてしまい、堪え切れず一本負けを喫し、3位となりました。

西潟が開始早々、懐の深さを利用し相手の背負投の勢いを殺し、上手く小外掛に合わせて技有を奪うと、そのまま寝技へ移行し、袈裟固に抑え込み一本勝ちを収め、決勝進出を決める。

決勝戦

西潟 優勢
(技 有)
本郷
(フォーリーフジャパン)

西潟左組み、本郷左組みの相四つの組手同士。先に手を出し組みに行く。西潟が2分過ぎまでに指導一つ分リードで試合を進める展開を見せる。両者決定的な技がなく試合が進む中、3分40秒に場外際の一瞬の隙を突かれ、相手の小外掛を受け、技有を奪われる。その後、西潟は反撃の糸口が掴めず、4分50秒に指導を受けてしまう。西潟は奮起し最後まで攻め切ったが、相手に守り切られ、試合終了。優勢負けで2位となりました。

100kg超級

2回戦

大鋸 一本
(払 腰)
尾本
(九州電力)
木村 一本
(大外刈)
中島
(日本エースサポート)
優勢
(有 効)
片渕
(日本中央競馬会)

3回戦

大鋸 一本
(横四方固)
鈴木
(日本中央競馬会)
木村 一本
(体 落)
森田
(新日鐵・広畑)
優勢
(指導2)
田村
(東洋水産)

4回戦

大鋸 一本
(大外刈)
藤川
(ALSOK)
木村 優勢
(指導2)
佐藤
(日本中央競馬会)
GS・一本
(横四方固)
佐々田
(ダイコロ)

準々決勝戦

大鋸 一本
(隅 落)
市川
(京葉ガス)
木村 優勢
(指導3)
村上
(ALSOK)
判定
(1-2)
西村
(了徳寺学園)

準決勝戦

木村 一本
(内 股)
生田
(ALSOK)

木村は強豪がひしめく中、安定感のある試合運びで勝利を重ね、準決勝戦に臨む。相手は、ベテラン生田選手との対戦。木村は組手にこだわり、大内刈で攻める。しかし、木村が組手を持ち替えようとした一瞬の隙を突かれ、内股で投げられ一本負け。3位に留まりました。

最終結果

60kg級

優勝 小川 武志(了徳寺学園)
2位 和泉 強志(自衛隊体育学校)
3位 笠井 貢太(ぎふ柔道クラブ24)
3位 尾張 太一(水戸葵陵柔道クラブ)

66kg級

優勝 浅野 大輔(自衛隊体育学校)
2位 日置 悠貴(和歌山柔栄会)
3位 荘司 和大(フォーリーフジャパン)
3位 青木 勇介(パーク24)

73kg級

優勝 齋藤 涼 (旭化成)
2位 鳥居 智男(了徳寺学園)
3位 榎本 収 (新田クラブ)
3位 赤迫 佑介(自衛隊体育学校)

81kg級

優勝 花本 隆司(京葉ガス);
2位 谷口 徹 (旭化成)
3位 法兼 真 (ALSOK)
3位 西岡 和志(京葉ガス)

90kg級

優勝 吉永 慎也(新日鐵・広畑)
2位 増渕 樹 (旭化成)
3位 穴井 亮平(了徳寺学園)
3位 佐藤 陽介(ツクバ計画)

100kg級

優勝 本郷 光道(フォーリーフジャパン)
2位 西潟 健太(旭化成)
3位 野田 嘉明(旭化成)
3位 森本 翔太(了徳寺学園)

100kg超級

優勝 生田 秀和(ALSOK)
2位 西村 久毅(了徳寺学園)
3位 木村 純 (旭化成)
3位 市川 裕治(京葉ガス)

男子22歳未満

優勝 小野 勇輝(新日鐵・広畑)
2位 岡  一太朗(新日鐵・広畑)
3位 小林 真也(新日鐵・広畑)
3位 平井 泰輔(ダイコロ)

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