自動車部材

旭化成のタフテック®とS.O.E.®は、優れた耐衝撃性と絶縁性で、軽量化・省スペース化と安全性能の両立を実現します。

自動車部材用途

安全性を犠牲にしない
軽量化と省スペース化のために

自動車業界で、電気自動車へのシフトが進む中、様々な部材の軽量化が求められる時代になっています。しかし部材の軽量化・省スペース化は、耐衝撃性や絶縁性などの安全性能とのバランスが必要です。タフテック®・S.O.E.®は優れた耐衝撃性と柔軟性でこの課題の解決に貢献します。

タフテック®で部材の軽量化と耐衝撃性を両立

自動車業界ではEV化に向けて、燃費向上のための軽量化が進み、金属部分を樹脂化するだけでなく、樹脂部品(バンパーやドアトリム等)の薄肉化や発泡など様々な検討が進んでいます。一方で、薄肉化や発泡は、安全性の観点から耐衝撃性の維持や向上が課題となります。

タフテック® H1062は、ガラス転移温度が低く、低温特性に優れます。そのためタフテック® H1062を添加材として活用することで、部品に薄肉化や発泡を施しても、その耐衝撃性を安全な基準内に維持・向上することが期待できます。

タフテック®で部材の軽量化と耐衝撃性を両立

ワイヤーハーネス被覆材の薄肉化と絶縁性を両立

ハイブリッドカーや電気自動車は、高電圧のバッテリーを扱います。そのため、ワイヤーハーネスの被覆材には高い絶縁性が求められます。一般的に使用されるポリ塩化ビニル(塩ビ)は、耐電圧特性が低く、適切な絶縁には厚い被覆が必要です。その結果生じる必要スペースや重量の増加は、塩ビの課題となっています。

タフテック®やS.O.E.®を添加したオレフィン系樹脂ベースの被覆材なら、塩ビに比べて薄い被覆でも絶縁性を確保することができます。また被覆の厚みが少なく、柔軟性も確保できるため、ワイヤーハーネスの軽量化や省スペース化も実現することができます。

さらに、S.O.E.®はフィラーとの相容性が高く、難燃剤(フィラー)を多量に添加しても、被覆が硬くなりにくい性質があります。そのため難燃剤を高充填で配合でき、ワイヤー被覆の難燃性を向上させることができます。

ワイヤーハーネス被覆材の薄肉化と絶縁性を両立

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製品情報

旭化成のSEBS・SBSは、多彩な製品ラインナップをご用意しています。「樹脂改質材」や「相容化材」として、各種グレードがどのように活躍しているかご覧ください。

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