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サ高住と高齢者向け賃貸住宅|両者の違いとは

サ高住と高齢者向け賃貸住宅|両者の違いとは

老後の住まいをどうするかで悩んでいる際「サ高住」と「高齢者向け賃貸住宅」という住まいの候補がでてきたという方も多いことでしょう。

高齢者向けの住居にはこの2つ以外にも複数ありますが、自分が住む際に必要なことが重要です。

この記事では、サ高住と高齢者向け賃貸住宅の特徴、各施設に向いている方の条件について解説します。老後の住まいをどうするかお悩みの方は是非ご参照ください。

サ高住はどんな住まい?

サ高住とはサービス付き高齢者住宅のことをいい、今後人口が増えていく高齢者が安心して暮らせる設備が整った住まいです。

サ高住は一般型と介護型の2種類に分かれます。サ高住の入居条件、受けられるサービス、設備などについて詳しく見ていきましょう。

入居条件

サ高住は、基本的に自分ひとりで生活を送ることができる高齢者を対象とした住まいです。

定められている入居条件は、60歳以上の方、要介護認定を受けている方(40歳以上60歳未満)です。

しかし、60歳未満であっても要介護認定を受けている40歳以上の方であれば、サ高住への入居が認められます。また同居をしたい場合、配偶者、60歳以上の親族、要介護・要支援を受けている方であれば可能です。

基本的には認知症を患っている方は入居の対象外ですが、認知症を患っている方を積極的に受け入れているサ高住もあります。サ高住の入居を検討している方は、まずは入居条件を確認してみましょう。

サービス

サ高住のサービスは、一般型と介護型で異なるので違いを理解しておきましょう。

一般型のサ高住は、自立~介護度の低い方を対象としています。

対象の方は、自分のペースで自分らしく生活を送りたいと考えているものの、老後の生活に不安を抱いている方は多いかと思います。

その点、一般型はプライバシーを確保しながら万が一に備えることができる、安否確認や見守りをしてもらえるサービス、生活の不安を解消してくれる相談サービスがあります。その他にも、日常生活をサポートする生活支援サービスや食事提供サービス、緊急時対応サービスなども選択が可能です。

一方、介護型のサ高住は、基本的に介護が必要な方を入居対象としています。そのため、施設内で介護サービスを受けることが可能です。また、入居者同士のレクリエーションも盛んなので、寂しさを感じにくいです。

設備

サ高住は一定の要件を満たさなくてはならず、規模や設備に条件が設けられています。

例えば、居室の床面積は原則25㎡以上、居室には台所や水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室などを備えるなどです。

他にも、段差のない床、手すりの設置、廊下幅の確保されたバリアフリー構造であるなどの要件を満たす必要があります。

しかし一部例外があり、サ高住によっては上記の条件を満たしていない場合があります。サ高住への入居を検討している方は、費用を払っているのに生活しづらいということがないように、十分な設備が整っているかの確認をしましょう。

高齢者向け賃貸住宅はどんな住まい?

高齢者向け賃貸住宅とは、高齢者を入居対象とする賃貸住宅です。

通常の賃貸住宅やサ高住とはどのような違いがあるのか、入居条件、サービス、設備などの特徴を詳しく見ていきましょう。

入居条件

高齢者向け賃貸住宅の入居条件は、60歳以上で介護を必要としない方です。

高齢者向け賃貸住宅は、日常生活を自分ひとりで送れる高齢者を入居対象としています。サ高住の入居対象も同じですが、サ高住は要介護度の低い方も入居対象としている一方で、高齢者向け賃貸住宅は対象としていません。

そのため、入居できるのが元気な高齢者に限られており、契約後に介護が必要になった場合、要介護度によっては退去が必要になる可能性があるので注意が必要です。

サービス内容

高齢者向け賃貸住宅では、サ高住の一般型と同じ、安否確認や見守りをしてもらえるサービス、生活の不安を解消してくれる相談サービスを受けることが可能です。

しかし、上記のサービスが必ず提供されているわけではありません。サ高住は一定の要件を満たす必要があるため、上記のサービスは必ず提供されています。

高齢者向け賃貸住宅は上記のサービスの提供が義務ではないため、施設によっては上記のサービスが提供されていない可能性があるので注意してください。

提供されているサービスによって費用も変化するため、サービス内容と費用面の両方から総合的に判断しましょう。

設備

高齢者向け賃貸住宅は、サ高住のように規模や設備の要件がありません。そのため、各施設で規模や設備は異なりますが、基本的にはサ高住の規模や設備に類似しています。

例えば、居室の床面積は原則25㎡以上、居室には台所や水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室などを備えているケースが多いです。また、高齢者が安心して暮らせるように、建物はバリアフリー構造となっています。

しかし、義務ではないので、施設ごとに規模や設備は異なります。各施設を比較しながら自分に合った高齢者向け賃貸住宅を選びましょう。

各施設に向いている人の条件

サ高住と高齢者向け賃貸住宅のどちらが向いているかは、生活に必要なサービスによって異なります。

サ高住に向いている人

サ高住は高齢者が老後の不安を解消し、健康な毎日を送れるようにサポートしてくれます。

介護が必要になった場合でも、外部の介護サービスを利用できる、介護型だと充実した介護サービスを受けられます。

そのため、自分のペースで生活を送りたいと考えているものの、万が一介護が必要になった場合に備えておきたい方に向いているでしょう。

高齢者向け賃貸住宅に向いている人

高齢者向け賃貸住宅とサ高住の一般型には、大きな差はありません。サービス内容や設備も基本的には同じなので、どちらを選ぶか悩ましいところです。

しかし、サ高住はサービス内容や規模・設備の要件を満たす必要がありますが、高齢者向け賃貸住宅は義務ではありません。

そのため、高齢者向け賃貸住宅によっては、目立ったサービスを提供しておらず、高齢者も入居できる賃貸物件というシンプルなものも多いです。

サポートや介護を必要としておらず、アクティブな毎日を送りたいと考えているシニアに向いているといえるでしょう。

まとめ

サポートという点ではサ高住のほうが充実しているため、万が一に備えながらも自分のペースで自分らしく生活したい方にはサ高住での生活が合っているでしょう。

一方、アクティブなシニアにはシンプルな契約形態である高齢者向け賃貸住宅が向いています。

サ高住と高齢者向け賃貸住宅は似ている点も多いですが、異なる点も一部あるため、両者の違いをしっかり理解してから自分に合った住まいを選択しましょう。

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