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ニュースリリース

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2020.4.6

四丁目再開発株式会社
旭化成不動産レジデンス株式会社

JR和歌山駅前に「医療×商業×住宅」の複合再開発が竣工
高層ビルの名称「A TOWER(エイタワー)」に決定 
マンションが供用を開始、5月上旬には病院開業予定

四丁目再開発株式会社(本社:和歌山市/代表取締役:木綿 紀文)は、JR「和歌山」駅から徒歩4分の立地に「和歌山都市計画友田町四丁目地区第一種市街地再開発事業」を推進してきましたが、新たに誕生する高層ビルの名称を「A TOWER(エイタワー)」に決定しましたので、ご報告させていただきます。「A TOWER」は高さ約81.29mと、和歌山市街地の中で最も高い建物です。

建物はすでに2月27日に竣工し、棟内7~20階の分譲マンション「アトラスタワー和歌山」は、3月29日より引渡しを開始しました。マンションは若い世帯からシニア層まで幅広い世代に購入していただき、和歌山市の定住人口の増加や活気あるコミュニティー形成が期待されます。
   今後、5月上旬に、高齢化を見据えて一体開発した病院「医療法人博文会(児玉病院)」が、3~6階に開業します。6月頃には、再開発前から現地で親しまれた食品スーパー「ゴトウ」が再び1階で開業し、7月頃から、整形外科・小児科・眼科などが2階のクリニックモールに順次開業するなど、和歌山駅前に賑わいが増し、魅力あふれる街づくりに寄与していきます。


和歌山市では、少子高齢化社会を見据えたまちづくりを目指す「和歌山市都市計画」が着々と進展しており、「A TOWER」もその1つです。「医・食・住」の同居という、全国的にも珍しい再開発事例であり、駅前地区の活性化と都市機能の集積したコンパクトシティの実現を目指す、和歌山市街地再開発の象徴とも言える、新しいランドマークとなりました。


Ⅰ.事業および建物の概要

Ⅱ.総事業費
         約92億円(うち、国と和歌山県と和歌山市で約35億円を補助)

Ⅲ.「A TOWER」の施設取得者と用途詳細
1.【商業】 東洋建物株式会社(地権者)
         棟内住民のほか地域の皆様の暮らしやすさを重視したスーパーとクリニックを中心にテナントを誘致。

2.【医療】 医療法人博文会「児玉病院」(地権者)

         和歌山市内から「A TOWER」内に移転。人工透析やリハビリテーションなど地域に根ざした医療の提供。

3.【住宅】 旭化成不動産レジデンス株式会社(特定事業参加者)

         医療・医薬事業部門を同グループにもち、再開発事業に積極的に取り組むベロッパー。

Ⅳ.7~20階分譲マンション「アトラスタワー和歌山」 販売結果
        これまでの購入者の属性は、一次取得層である若い世帯のほか、50歳以上が約65%を占め、シニア層を含め幅広い世代にわたり、駅前の活性化と定住人口の増加に寄与する結果となりました。
Ⅴ.これまでの経緯と今後の予定
2015年4月 四丁目再開発株式会社発足
2016年3月 和歌山市が都市再生整備計画(和歌山市中心拠点再生地区)策定
2016年6月 旭化成不動産レジデンス㈱を特定事業参加者に選定
2016年10月 和歌山市の施行認可
2017年3月 権利変換計画認可
2017年 9月 既存建物解体着工
2018年 2月本体工事着工
2018年10月分譲マンション販売開始
2020年2月27日建物竣工
2020年3月29日 
分譲マンション引渡し開始



~四丁目再開発株式会社代表取締役:木綿紀文~
このたび、友田町四丁目地区第一種市街地再開発事業が皆様のお陰を持ちまして、完了することが出来ました事、大変喜ばしく存じます。また、再開発事業としては例を見ないほどの約5年という短期間で事業を完了することが出来たのは、ひとえに関係者皆様の心の結集だと感じております。
さて、県都和歌山市の玄関口であるJR和歌山駅前に位置する友田町は古くは古墳時代より住居があった歴史ある土地です。このたび、その地で再開発事業を進めることが出来たのは、和歌山市が目指すコンパクトシティ構想の一環として、「医療、商業、住宅」の複合ビルとして、土地利用の高度化を図ることを認めて頂いたからだと思います。2031年には新大阪駅から和歌山駅まで直通でつながり、更に利便性の向上が見込まれます。
本事業を通し、和歌山市の「賑わいの創出」に少なからず寄与できたのではないか、と自負しております。駅近くに人が住むことは今後の自然な流れであり、人が住めば、デイリーユースの買い物需要が増え、安心・健康のために医療が不可欠となります。また、地震に強い免震構造の採用、駅前とはいえ地方都市では必需品である自動車の為の駐車場は車種制限なく、待ち時間もない利便性の高い自走式とし、来訪者が利用できる時間貸しスペースも用意しました。商業フロアにはカフェとスーパーを誘致しました。必要なものを詰め込んだ欲張りなビルが出来ました。
今後は住民の皆様が本ビルの育ての親となり、まちなか居住を楽しんで頂けたら幸甚に存じます。

~和歌山県知事:仁坂吉伸~
このたび、事業が無事に竣工を迎えられましたこと、心からお祝い申し上げます。
和歌山県では、市街地再開発事業等を活用して、都市機能の集約やまちなか居住の誘導などにより賑わいを創出し、都市の活性化を図っております。
こうした中、本事業は病院の老朽化対策の他、低未利用地が多いなどの地域の課題解決を目指して計画され、JR和歌山駅至近という交通利便性の良い立地を活かし、まちなか拠点の一つとして、病院・商業・住宅の複合施設が整備されました。都市機能の更新や良質な住宅供給、施設利用者の利便性向上などにより、中心ターミナルの周辺地域としての魅力が高まることを期待しています。

  また、和歌山市全体においても、和歌山市駅前地区、北汀丁地区等の市街地再開発や大学誘致などにより、福祉、医療、教育・文化、商業等の都市機能の強化や集約が進められています。小型ロケット発射場の建設やICT企業の集積が進む本県のポテンシャルと相まって、本県の玄関口であるJR和歌山駅周辺に多くの人が集い、一層の発展を遂げることを願っています。


~和歌山市市長:尾花正啓~
このたび、友田町四丁目地区第一種市街地再開発事業が無事に竣工を迎えられましたこと、心からお祝い申し上げます。
本市では、人口減少下における持続可能な都市経営を図るため、都市機能の集積と居住機能の誘導を目的とした「立地適正化計画」を策定し、コンパクトシティ形成に向けた取組を推進しております。まちなかでは、官民の遊休不動産を活用したプロジェクトとして、「3大学誘致」、都市再構築戦略事業による「新市民会館と新市民図書館等の整備」、「リノベーションまちづくり」、そして「市街地再開発事業」を総合的に進めており、大きくまちが生まれ変わります。
本事業は、JR和歌山駅の至近という交通利便性の高い場所に、医療・商業・住宅の複合施設を整備することにより、都市機能の立地や住宅供給による定住人口の増加を目的に行ったものです。本事業の竣工により、それらを実現できたことは、大変意義あるものと感じております。最後になりましたが、本事業に関わられました皆さまのご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

※3月10日に報道関係者も含め竣工パーティーを予定しておりましたが新型肺炎の影響を鑑み中止としました。紙面にてご挨拶とさせていただきます。


<本件に関するお問い合わせ先>
〒101‐8101 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-6899-3010 (FAX)03-6899-3400 (メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp