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ニュースリリース

ニュースレター

2025.6.13

アトラス加賀管理組合
西湘うみかぜふぁーむ
株式会社コネプラ

小田原の若手農家チームと板橋区マンション住民をつなぐ
共感型マルシェ初開催
~都市住民と生産者をつなぐ新しい「関係人口」づくりの試み~

アトラス加賀管理組合(東京都板橋区、理事長:尾野 満)、西湘うみかぜふぁーむ(神奈川県小田原市、会長:矢郷 史郎)、および株式会社コネプラ(東京都千代田区、代表取締役社長:中村 磨樹央、以下コネプラ)は、マンション住民のコミュニティ醸成と、都市と地方の持続可能な関係づくりを目的として、小田原の若手農家と連携したマルシェを都内で初開催しましたのでお知らせします。
この取り組みは、マンション向けコミュニティアプリ「GOKINJO(ごきんじょ)」を提供するコネプラが提案・連携を行い、アトラス加賀管理組合主催のイベント「ハイブリッドバザー」と同時開催されました。

イベントの様子

■イベント全体概要

日時 2025年5月17日(土)、18日(日)
場所 アトラス加賀 ガーデンラウンジ(東京都板橋区加賀)
物件概要 2020年竣工/地上15階建/全227戸
実施内容 マルシェ、ハイブリッドバザー(品物をアプリに投稿してから現地に出品するバザー)
参加者 200名が来場

※「関係人口」:移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のこと(総務省HPより)

■マルシェ当日の様子

“作り手の顔が見える”こだわりの品々を販売
アトラス加賀の屋内スペースにて開催された今回のマルシェでは、その日に収穫されたそらまめや小松菜、人参などの野菜類をはじめ、カラマンダリンやゴールデンオレンジ、キウイなどの柑橘類、キクラゲ、米、さらに梅ドレッシングやキウイジュレなどの加工品が販売されました。いずれも小田原市および西湘地域で生産された“つくり手の顔が見える”こだわりの品々です。

マルシェの様子


GOKINJOによる“ゆるやかな口コミ”が共感、連鎖を生む「共感型マルシェ」
事前にGOKINJOアプリ上にて農家の紹介や出品予定品の情報を投稿。当日は販売の様子が写真付きで投稿され、「カラマンダリンが美味しかった」という住民の投稿を見て買いに来る来場者の姿も見られました。
さらに、「マルシェで買った食材で作った料理を共有しませんか?」という呼びかけに対し、「ゴールデンオレンジがとても甘くてびっくり」「そらまめと生ニンニクをグリルにしました。新鮮ならではの贅沢です」など、購入後の食卓の様子がアプリ上で共有され、日常の暮らしの中に農家のこだわりが感じられる様子が見られました。
農家からは「通常のマルシェではどう食べられたか、どう感じてもらえたかをリアルタイムで知ることができない。今回のような形は非常に励みになる」といった声が寄せられました。
西湘うみかぜふぁーむの理念や活動が、住人に理解され、また食材を食べた住人が生産者に感想を伝えるなど、住人と生産者の間に共感の輪が広がり、ゆるやかな関係が構築されました。

GOKINJOアプリへの投稿

■マルシェ実施の経緯

今回のマルシェは、もともとバザーの賑わいを高めるために「外部からの出店は可能か?」という相談から始まりました。その中で、コネプラの業務委託先として関わっている小田原在住のスタッフが、地域で農のコミュニティ支援活動を行っていたことから、小田原の若手農家グループ「西湘うみかぜふぁーむ」とつながりが生まれました。ちょうど、同グループでも都市部での販売に関心を持っていたタイミングだったこともあり、今回の連携が実現。コネプラが両者をつなぐことで、 「出店料・販売マージン・依頼費用など一切なし」という、関係性を基盤とした連携が実現しました。

■今後の展望

この取り組みは単発で終わるものではなく、今後は以下のような展開を視野に入れています。
・複数のGOKINJO導入マンションへの展開
・アトラス加賀の共用キッチンを活用した新鮮野菜やジビエを使った簡単料理教室
・料理教室などと併せて、農家の思いや日常、現地でできる体験などのご紹介
「関係人口」の構築においては、一時的な関与にとどまるケースも少なくありません。コネプラでは、都市住民と生産者が“食”を通じてゆるやかに繋がり、共感や支え合いが暮らしの中に自然と組み込まれるような、持続可能で日常的な「関係人口」のあり方を模索・実践しています。

■参加者・管理組合からの声

【イベント参加者】
GOKINJOの投稿で河内晩柑があると知り、楽しみにしていました。果汁が豊富でとてもさわやかな甘さでした。神奈川で作っていることを初めて知りましたがとても美味しかったです。ありがとうございました。

【管理組合理事】
アトラス加賀初のバザー&マルシェは、皆様の温かいご参加とご協力のおかげで大成功となりました!心から感謝申し上げます。この素晴らしい交流が今後さらに豊かなコミュニティを育むことを願っています。

【西湘うみかぜふぁーむ】
アットホームな空間でマルシェをさせていただき、2日間とても楽しく過ごせました。GOKINJOで農産物の感想や料理の写真が届き、とても良い刺激になりました。こうした取り組みを通じ、収入を安定させて担い手を増やすことで、荒廃地を減少させ、持続可能な農業につなげていきたいと思います。

■アトラス加賀について

アトラス加賀は板橋区加賀1丁目に位置する全227戸のマンションです。2020年竣工、長谷工コーポレーション施工。旭化成グループの研究施設跡地を活用した広々とした敷地が特長で、旭化成不動産コミュニティが管理を受託。GOKINJOは竣工当初より導入され、マンション内での情報共有や住民間のつながりづくりに活用されています。

※「アトラス加賀」関連レター
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20240328/index/
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20241118/index/

■西湘うみかぜふぁーむについて

神奈川県西湘地域(小田原市、南足柄市を含む2市8町)で活動する若手農家チーム。それぞれがこだわりや個性を持って地域に根ざした農業に取り組んでいる。耕作放棄地の解消や循環型農業を実践、地域での共助モデルを目指し、果樹・野菜・加工品の生産と販売を行っている。

ホームページURL:https://umikaze.farm/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/umikaze__farm/

■株式会社コネプラについて

株式会社コネプラは、2022年に創業した旭化成グループ発社内ベンチャーであり、マンション・地域コミュニティに特化したサービス「GOKINJO」を展開しています。デジタル(住民専用のアプリ)とリアル(現地イベント開催等)を併用し、「それぞれがちょうど良いご近所付き合いができる社会をつくる」をミッションに事業を運営しています。「手伝いましょうか」「助けて欲しい」がもっと気軽に言える社会の実現のためビジネスアイデアを構築し、事業化に結び付けました。リアルな場所で失われつつある「つながり」を、デジタル技術の活用で「心地よく」「程よい」形に構築することを目指しています。

(株)コネプラのNEWS:https://conepla.co.jp/category/news/

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社コネプラHP:https://conepla.co.jp
(メール)support@conepla.zendesk.com