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2025.7.30

旭化成ホームズ株式会社

全館空調採用者と非採用者のアンケート比較から顧客ニーズを探る
「全館空調採用者と非採用者の住環境意識・満足度調査」
~玄関・洗面所・廊下の満足度に顕著な差、酷暑でも全室快適な住空間に~

旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大和久 裕二)は、GREENOVATION(グリーノベーション)推進室にて「全館空調採用者と非採用者の住環境意識・満足度調査」を実施しましたので、その分析結果をお知らせします。

Ⅰ.「全館空調採用者と非採用者の住環境意識・満足度調査」トピックス

1.全館空調を採用した理由の第1位は「家中が1年中快適な温度に保たれるから」で半数を超える
2.全館空調を検討しながらも採用しなかった理由の第1位は「設置費用が高いから(49%)」
3.全館空調採用者の住まいの満足度は約95%、温熱環境への満足度は約80%と非常に高い
4.温熱環境満足度の差が大きいのは「玄関」「洗面所・脱衣室」「廊下」で、非採用者と30ポイント以上の顕著な差
5.全館空調の価値として「もっとも当てはまる」とされた項目の第1位は「インテリアデザインの邪魔をしない(43.3%)」

Ⅱ.調査の概要

1.調査の目的 全館空調と個室エアコンの満足度を比較によって、全館空調の実態を探る
2.調査時期 2025年2月6日~13日
3.調査方法 WEBアンケート調査
4.調査対象 首都圏在住 30-79歳(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
5.調査対象数 10年以内に戸建を新築した方297名

全館空調サンプル数
全館空調採用者(機械室ありの全館空調と回答された方)97
全館空調非採用者(全館空調検討したうえで非採用と回答された方)200

Ⅲ.調査結果概要

1.全館空調を採用した理由の第1位は「家中が1年中快適な温度に保たれるから」で半数を超える

全館空調を採用した方に採用した理由を聞いたところ、TOP3は「家中が1年中快適な温度に保たれるから(51.5%)」「清潔な空気環境を確保できるから(38.1%)」「各部屋の温度差が少ないから(35.1%)」で、家全体の温熱環境や空気の質に関する項目が上位を占めました。

図1 「全館空調」を採用した理由(複数回答)数字は%

2.全館空調を検討しながらも採用しなかった理由の第1位は「設置費用が高いから(49%)」

全館空調を検討しながらも採用しなかった方に理由を聞いたところ、TOP3は「設置費用が高いから(49.0%)」「光熱費が高いから(37.0%)」「メンテナンスが大変だから(31.5%)」となり、経済的負担や手間を懸念する声が多く見られました。

図2 「全館空調」を検討したが、採用しなかった理由(複数回答) 数字は%

3.全館空調採用者の住まいの満足度は約95%、温熱環境への満足度は約80%と非常に高い

全館空調採用者の住まいに対する満足度は約95%、温熱環境への満足度は約80%と非常に高い水準となっています。特に「非常に満足している」と回答した方は45.4%で、非採用者と比べて約20ポイント高くなっています。また、温熱環境に「非常に満足している」方も4割を超え、非採用者との差が大きく表れています。

図3 現在のお住まいの全体的な満足度 数字は%

図4 年間を通した家全体の温熱環境(あたたかさ、涼しさ)に対する満足度 数字は%

4.温熱環境満足度の差が大きいのは「玄関」「洗面所・脱衣室」「廊下」で、非採用者と30ポイント以上の顕著な差

全館空調採用者と非採用者の「温熱環境の部屋別満足度(大変満足)」を比較したところ、すべての空間において非採用者と比べて25ポイント以上の差がありました。その中でも差が大きいのは「玄関」「洗面所・脱衣室」「廊下」で、30ポイント以上の差となっています。


表1 温熱環境の部屋別満足度比較(大変満足度)数字は%

 玄関居間・
食堂
台所寝室洗面所・
脱衣室
浴室トイレ廊下
①全館空調採用者45.451.548.546.442.344.339.241.2
②全館空調非採用者10.524.022.020.510.519.011.010.0
差 ①-②34.927.5 26.525.931.8 25.328.231.2

5.全館空調の価値として「もっとも当てはまる」とされた項目の第1位は「インテリアデザインの邪魔をしない(43.3%)」

全館空調が提供する価値について、「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した割合のTOPは「家中が一年中快適な温度に保たれる」で、82.5%でした。「非常にあてはまる」の回答に絞って見ると、「インテリアデザインの邪魔をしない」が最も高く43.3%、次いで「清潔な空気環境が確保できる」が42.3%となっています。
一方で、「光熱費が抑えられる」「乾燥しにくい」といった項目では、「あてはまらない」「まったくあてはまらない」と回答した割合が他項目と比べて高く、全館空調の課題として認識されていることが分かりました。

図5 「全館空調」の提供価値 数字は%

Ⅳ.調査の背景

近年、猛暑や酷暑の常態化により、家庭内の温熱環境が快適性だけでなく、健康にも大きな影響を及ぼす重要な要素となっています。特に都市部では、高温多湿な夏季における室温管理が課題となっており、在宅勤務の定着やライフスタイルの多様化により、家庭内で長時間過ごす人が増える中、空調環境への関心が高まっています。
こうした背景から、家全体を快適な温度に保つ「全館空調」が注目されており、実際に導入した人々の満足度や課題など、快適性に関する実態を把握することが今後の住環境提案にとって重要と考えました。当社では、今年2月に第一弾として「首都圏における戸建住宅の全館空調に関する満足度調査」を発表しました。今回はその第二弾として、全館空調採用者と非採用者の比較を通じて、より深く顧客ニーズを探る「全館空調採用者と非採用者の住環境意識・満足度調査」を実施することで、酷暑を迎えた今夏を快適に過ごす一助となることを目指しました。
当社はこれからも人びとの「いのち・くらし・人生」全般を支えるLONGLIFEな商品・サービスを追求することで、長く愛され続ける企業を目指してまいります。

※参考リリース:https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20250212/index/

以上

<本件に関するお問い合わせ先>
〒101-8101 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-6899-3010 (FAX)03-6899-3400
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