ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第62回全日本実業団対抗駅伝競走大会)
2018年1月1日/群馬県
2年連続 23度目の優勝! ご声援ありがとうございました。
2018年元日に前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100kmのコースに各地区の予選を通過した37チームが出場して行われました。
前年のチャンピオンの証であるゴールドナンバーカード1番をつけた茂木圭次郎が最前列の中央に位置し、午前9時15分スタートしました。
茂木は積極的に先頭に立ち大集団を牽引しましたが、5km過ぎに阿久津選手(SUBARU)に先頭を譲り、集団の中でラストスパートに備えました。
残り1kmからの10数チームの激しい先頭争いを制したのは、高卒1年目の遠藤選手(住友電工)。茂木は10秒遅れの9位でアブラハム・キプヤティチにたすきをつなぎました。
2区のアブラハム・キプヤティチは、ほぼ同時にたすきを受けたコシンベイ選手(トヨタ自動車)とともに先頭を猛追。10秒差をすぐに追いつき、2kmではトヨタ自動車と並走しながら、後続を引き離しにかかりました。7km手前ではさらにペースアップし単独首位に立ち先頭で3区市田孝に中継。
市田孝は一時後続にやや詰め寄られるシーンもありましたが、先頭でたすきを受けた気持ちの余裕もあり、一度も振り返ることなく冷静な走りを続け2年連続区間賞獲得に向け激走。
2位に上がった富士通に32秒差をつけて首位で伊勢崎市役所前の中継所に飛び込みました。
最長22.4kmの4区は大六野秀畝。大六野は堅実な走りで後続を引き離していましたが、給水を摂らなかったためか、終盤脱水症状でペースダウンしてしまいました。優勝候補に挙げられながら、前半区間で出遅れた設楽選手(Honda)が驚異的な走りで1分32秒差を詰められ、中継所直前で並ばれましたが、最後は意地の走りを見せタイム差なしのトップでたすきをリレーしました。
2年連続5区を走った村山謙太は、5区が優勝を決めるポイント区間だとたすきを受けると同時に猛ダッシュ。山中選手(Honda)との差を一気に広げました。その後も粘る山中選手との差を14秒にして、トップで市田宏に中継しました。
昨年この区間で区間新記録の快走をした市田宏は、一部コース変更された今年もコースの特徴を生かした走りを行い区間2位に41秒の差をつけるで快走。2位Hondaとの差を1分3秒として優勝を確実なものにしました。
ラストスパート争いとなった時の事を考えてアンカーに起用された鎧坂哲哉は、トップを悠然と走り群馬県庁前のゴールに2年連続23回目の優勝のゴールテープを切りました。
ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第62回全日本実業団対抗駅伝競走大会)
旭化成 1位 4時間52分18秒 | |||||
区 | 距離 | 選手名 | 記録 | 区間順位 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 12.3km | 茂木 圭次郎 | 35分05秒 | 区間9位 | |
2 | 8.3km | アブラハム キャプシス キプヤティチ | 22分43秒 | 区間3位 | |
3 | 13.6km | 市田 孝 | 38分27秒 | 区間1位 | |
4 | 22.4km | 大六野 秀畝 | 1時間05分51秒 | 区間5位 | |
5 | 15.8km | 村山 謙太 | 47分09秒 | 区間1位 | |
6 | 12.1km | 市田 宏 | 35分49秒 | 区間1位 | |
7 | 15.5km | 鎧坂 哲哉 | 47分14秒 | 区間2位 |
監督のコメント
選手のコメント
<1区茂木選手のコメント>
今回個人として2年ぶりにニューイヤー駅伝に出走しました。
そして優勝することができて、とてもうれしく思います。
この流れを今後のロードレースにも生かせるように頑張ります。
応援ありがとうございました。
<2区アブラハム キャプシス キプヤティチ選手のコメント>
ベストを尽くすことだけを考えていました。
結果として優勝できてうれしいです。
<3区市田孝選手のコメント>
沢山の応援ありがとうございました。
最低限の目標だった区間賞も獲得できて、チームの優勝をみんなで分かち合えてうれしく思います。
今後も強い旭化成を築き上げていけるように頑張りますので応援よろしくお願いします。
<4区大六野選手のコメント>
朝早くから応援ありがとうございました。
僕の区間でハラハラさせてしまい申し訳ありませんでした。
いろいろな思いがありますが、しっかりと修正し、3連覇目指して頑張ります。
<5区村山謙太選手のコメント>
今回も、5区を走りました!
しっかり区間賞を取って優勝に貢献できて良かったです!
これからも応援よろしくお願いいたします!!
<6区市田宏選手のコメント>
応援ありがとうございました。
今年も優勝できたことは皆さんの応援のおかげです。
これからずっと勝ち続けていくためには皆さんのサポートが必要です。
個人としてもレースが続くので、結果を出して、これから1年競技に取り組める環境に感謝しながら走り続けます。引き続きよろしくお願いいたします。
<7区鎧坂選手のコメント>
今回のニューイヤー駅伝では、後輩たちが良い流れでたすきをつないでくれ2連覇のゴールテープを切ることができました。
風の強い中でしたが、とても気持ちよく走ることができました。
元日から応援ありがとうございました。
<西政幸監督のコメント>
明けましておめでとうございます。
2連覇に向けチャレンジした大会でした。
アブラハム・キプヤティチ選手の加入で、チームの勝利への意識が高まり、選手一人一人が個々の状態を高めて、レースで力を発揮する事に繋がりました。
全選手はもちろんスタッフを含む全員の勝利だと思います。
応援していただきました皆さんに心より感謝申し上げます。
今年は選手個々の目標達成に向け頑張ります。
応援よろしくお願いいたします。