ご計画から完成までのストーリー
区画整理事業の終了後、駅前の土地の土地活用を
JR高崎線の駅前に約300m2の土地を所有されていた埼玉県上尾市のA氏。「これまでは区画整理事業の関係で上尾市に貸す形に
なっていましたが、2008年に契約が終了し、自由に使えることになったのです。そこで税金対策のための有効な土地活用をと旭化成ホームズにプラン提案を
依頼しました」とA氏。ご子息と相談しながら数社に資料請求をされ、各社の施工実例なども見学して比較検討をされたそうです。
「真四角の建物に何の変哲もないプランが並ぶ案が多い中、旭化成ホームズは1フロア5戸がすべて違うプランでした。とても面白いな、というのが第一印象で
す」。さらに駅前ロータリー側から、まず初めに目がいく雁行している個性的な外観デザインにも魅力を感じたとも言われます。「この設計の良さが旭化成ホー
ムズを選んだ大きな要因。鉄道線路に近いということで通常の地盤調査に加えて振動調査も行い、杭を何本も打つ地盤補強をする提案も他社にはなく、より大き
な安心を与えてくれました」とA氏は語ります。
好立地に甘んじることなく、より差別化の図れるものを
「初めての賃貸経営を安心できる、安定収入を得られるものにしたい」。A氏のご要望をもとに旭化成ホームズがご提案したのは、1階に店舗、2・3階に賃貸住戸1LDK×8戸、1K×2戸を配した3階建てです。
1階に店舗を入れることは、地域の協定で義務付けられていました。一般的に考えると店舗の使い勝手を考えて、真四角の建物で賃貸住戸部分にワンルームや
1Kの同じタイプを並べるプランが普通です。しかし駅前という立地から、今後、周辺には競合の賃貸住宅が建つことが予想される、そうした新築物件に負ける
ことなく、長期安定収入を得るためには、将来も差別化を図れる賃貸住宅であることが必要と考えました。そこで1住戸あたりの面積を約30m2と広めの1LDK中心とし、プランにもバリエーションを持たせています。
台形というお土地の形状を無駄なく活かしながら、 「魅力ある広めの1LDKで、できるだけ部屋数も確保しながら、外観も魅力あるものにしたい」というご
要望をかなえるにはと考えられたのが建物の一部を雁行させるアイデアです。これによって賃貸住戸は角部屋が多く取れて魅力が増し、外観デザインにも凹凸が
ついて豊かな表情になりました。賃貸住戸については、あえて入居者像を限定することなく、いろいろな年代・職業の方を想定しながら幅広い方に興味を持って
もらえるようにと設計。可動間仕切り収納で多彩な使い方ができる住戸、ベッドコーナーや大型収納のある住戸など、いろいろな間取りができあがりました。
初めての賃貸経営ということもあり、A氏は30年一括借上げシステムの10年間賃料固定コースをご採用。10年間賃料が一定なので、よりご安心いただけます。家賃は相場より高めに設定しているにも関わらず、入居は順調です。
「検討した中でコストとしては一番高かったけれど、長期安定経営という先々のことを考え、旭化成ホームズを選びました。建物もびっくりするほど立派で満
足。美容院と歯科医院というテナントがすぐ決まったのも、建物の良さがあったからでしょう」とA氏からお褒めの言葉をいただきました。