ご計画から完成までのストーリー
医院建築を機に相続や引継対策に着手
開業医として多忙な生活を送られているS氏。当初は、所有する土地に医院専用の建物を建築する考えで旭化成ホームズに相談をいただきました。
「従前の医院は賃貸でしたが、ひとり息子も夫婦で医者なので、将来的に引き継ぐことなども考えると自分の医院を建てたほうがいいと思っていました。そんな頃、妻が散歩の途中に偶然立ち寄ったのが旭化成ホームズの実例見学会。対応してくれた営業担当者から相続や引継対策が必要というアドバイスを聞き、後日、具体的な提案をもらうことにしました」とS氏はおっしゃいます。
ご夫妻からご家族構成や資産のお話をうかがい、相続税や引継ぎの対策が必要だと判断。当時はほとんど対策を講じていないとのことでしたので、将来の相続税の節税までを考え、課税資産を圧縮するために適正額の良質な借入を前提とした医院併用賃貸住宅の建築プランをご提案しました。
今回の建築は「序章」、将来も続く安心のご提案
ご提案したのは、1階・2階に医院、2階の一部と3階に1LDK×4戸の賃貸住戸を配した3階建て。S氏からの「患者様に快適で、スタッフが働きやすい医院に」とのご要望を受け、待合室からトイレ、診察室や処置室、さらにはスタッフルームや院長室など、それぞれの機能性や快適さを追求したプランを練り上げました。また、南側は雁行させることで敷地を最大限に使い、医院スペースにもゆとりをもたせています。
「設計の方が従前の医院に来て、あらゆる空間の寸法を測り、スタッフ一人ひとりに要望を聞いたうえで、患者様やスタッフのスムーズな動線が確保できるよう、細部まで配慮の行き届いたプランをつくってくれました。素材やデザインへのこだわりを生かした外観・外構デザイン、耐震性などの高い建物性能にも満足しています」とS氏。
「相続税や引継対策として、今回の建築はあくまでも序章です。お土地・建物ともにS様の名義で、S様個人が入居者と法人である医院に建物を貸すという形になっています。それにより、効率的な収支計画となり、通常よりも早く返済が進み、ある時期になると課税資産の圧縮効果も薄れていきます。その時が来たらまた必要なご提案をさせていただきたいと考えています」と営業担当者は語ります。
医院は患者様やスタッフにも喜ばれ、賃貸マンションは順調に経営をスタート
賃貸住戸は収納を多くとり、シングルでも二人暮らしでも可能な1LDKとし、相場より高めの家賃設定にもかかわらず、すぐに満室となり、順調に経営をスタートされたS氏。
「患者様から『きれいなクリニックになって快適です』と喜んでいただけてうれしいですね。医院のスタッフに不便をかけていた使い勝手の悪さも解消できてよかったと思っています。しかも、相続税や引継対策、所得税対策も行うことができて、感謝しています。今後も相続や資産継承のことは営業担当者さんにお任せすれば大丈夫。最適な提案をいただけるので安心です」との言葉をいただきました。