極性樹脂の更なる柔軟化と
強固な接着性を実現
タフテック® M1981は、無水マレイン酸グラフトSEBSです。ポリアミド (PA)等の極性樹脂・エンジニアリングプラスチックの耐衝撃性改質材・相容化材として使用可能です。シリーズの中で最も低硬度であり、極性樹脂の更なる柔軟化が可能です。ポリプロピレン(PP)との相容性に優れるため、PPと極性樹脂との相容化材として使用できます。
タフテック® M1981グレードの概要
タフテック® M1981の特長
無水マレイン酸グラフトSEBS
シリーズ内で最も低いスチレン量で、極性樹脂の柔軟化が可能
極性樹脂や金属などの異素材との接着性が良好
ポリアミド (PA)などのエンプラの耐衝撃性改質が可能
スチレン系やオレフィン系、極性樹脂の相容化材として使用可能
タフテック® M1981の代表的な用途・使い方
タフテック® M1981の物性表
測定条件 | 単位 | M1981 | ||
変性 | - | - | 無水マレイン酸 | |
付加率 | 滴定法 | wt% | 0.7 | |
密度 | ISO 1183 | g/cm3 | 0.90 | |
スチレン | 旭化成法 | wt% | 13 | |
MFR | 230°C・ 2.16kg |
ISO 1133 | g/10分 | 7.2 |
A硬度 | 0s | ISO 7619 | - | 37 |
10s | 27 | |||
引張特性 | 100%Mo. | ISO 37 | MPa | 0.5 |
200%Mo. | MPa | 0.6 | ||
300%Mo. | MPa | 0.7 | ||
破断強度 | MPa | 6.1 | ||
破断伸び | % | 1,306 | ||
溶融粘度 (200°C) |
122(1/s) | 旭化成法 | Pa・s | 1,032 |
1.216(1/s) | 227 | |||
溶融粘度 (230°C) |
122(1/s) | 旭化成法 | Pa・s | 557 |
1.216(1/s) | 141 | |||
tanδピーク温度 | ねじりモード、 1Hz |
°C | -29 | |
屈折率 | JIS K 7142 | - | 1.50 | |
製品形態 | - | - | ペレット |
医療用途に関する注意事項
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