タフテック® Mシリーズ

タフテック® Mシリーズは、変性タイプの特殊なSEBSです。各種極性樹脂との相容性、および金属との接着性に優れ、改質材・相容化材・接着剤として活用できます。

タフテック™ Mシリーズ

極性樹脂の相容化や
異素材接着を実現

タフテック® Mシリーズは、分子内に極性基を付与した変性タイプのエラストマー製品です。
各種極性樹脂との相容性が高く、エンジニアリングプラスチックの改質材や相容化材として活用されます。また、金属などさまざまな素材との接着性も高く接着剤として活用されます。

タフテック® Mシリーズの詳細


変性により、極性樹脂との相容性、金属等の多様な素材との接着性で課題解決に貢献

タフテック® Mシリーズは、SEBS分子内に極性基を付与した製品です。極性基の導入部位により2種類のタイプがあります。

主鎖変性タイプはソフトブロックに極性基をグラフトしており、抜群の反応性を有します。

末端変性タイプは反応点が限定され、容易に相手材との反応性を制御することが出来ます。

極性基導入の効果により、Hシリーズ、Pシリーズの優れた性能に加えて、各種極性樹脂との反応性、金属イオンとの相互作用が期待できます。エンジニアリングプラスチックの改質材、接着剤、非極性樹脂と極性樹脂の相容化材としてご使用いただけます。

Mシリーズのイラスト

タフテック® Mシリーズの特長

ゴム弾性と高い柔軟性

低温での耐衝撃性を付与

フィラーの分散性

高い極性樹脂との反応性

耐熱酸化劣化、耐紫外線性能

金属との接着性


タフテック® Mシリーズの用途実績


タフテック® Mシリーズのグレード一覧

測定条件 単位 M1943 M1913 M1911 M1981 MP10
変性 - - 無水マレイン酸 アミン
付加率 滴定法 wt% 1.8 1.8 0.4 0.7 -
密度 ISO 1183 g/cm3 0.91 0.95 0.93 0.90 0.92
スチレン 旭化成法 wt% 20 29 31 13 32
MFR 230°C・
2.16kg
ISO 1133 g/10分 6.5 6.5 4.2 7.2 4.6
A硬度 0s ISO 7619 - 65 82 76 37 90
10s 62 77 74 27 86
引張特性 100%Mo. ISO 37 MPa 2.2 4.5 4.8 0.5 4.8
200%Mo. MPa 2.9 5.3 5.3 0.6 4.9
300%Mo. MPa 4.2 7.1 6.8 0.7 6.7
破断強度 MPa 13.0 15.9 16.0 6.1 38.6
破断伸び % 618 582 622 1,306 562
溶融粘度
(200°C)
122(1/s) 旭化成法 Pa・s 1,512 1,530 1,861 1,032 2,138
1.216(1/s) 438 387 417 227 468
溶融粘度
(230°C)
122(1/s) 旭化成法 Pa・s 683 659 907 557 900
1.216(1/s) 271 228 267 141 294
tanδピーク温度 ねじりモード、
1Hz
°C -43 -43 -47 -29 -52
屈折率 JIS K 7142 - 1.50 1.51 1.51 1.50 1.51
製品形態 - - ペレット

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