極性樹脂のアロイを柔軟化
タフテック® M1943は、無水マレイン酸グラフトSEBSで、スチレン量が低く、極性樹脂の柔軟化が可能です。ポリアミド (PA)等の極性樹脂・エンジニアリングプラスチックの耐衝撃性改質材としてご使用いただけます。また、金属や極性樹脂への接着用途にも活用いただけます。
タフテック® M1943グレードの概要
タフテック® M1943の特長
無水マレイン酸グラフトSEBS
金属や極性樹脂への良接着性
M1911より変性量が高く、柔軟性が高い
ポリアミド (PA)などのエンプラの耐衝撃性改質が可能
スチレン系やオレフィン系、極性樹脂の相容化材として使用可能
タフテック® M1943の代表的な用途・使い方
タフテック® M1943の物性表
| 測定条件 | 単位 | M1943 | ||
| 変性 | - | - | 無水マレイン酸 | |
| 付加率 | 滴定法 | wt% | 1.8 | |
| 密度 | ISO 1183 | g/cm3 | 0.91 | |
| スチレン | 旭化成法 | wt% | 20 | |
| MFR | 230°C・ 2.16kg |
ISO 1133 | g/10分 | 6.5 |
| A硬度 | 0s | ISO 7619 | - | 65 |
| 10s | 62 | |||
| 引張特性 | 100%Mo. | ISO 37 | MPa | 2.2 |
| 200%Mo. | MPa | 2.9 | ||
| 300%Mo. | MPa | 4.2 | ||
| 破断強度 | MPa | 13.0 | ||
| 破断伸び | % | 618 | ||
| 溶融粘度 (200°C) |
122(1/s) | 旭化成法 | Pa・s | 1,512 |
| 1.216(1/s) | 438 | |||
| 溶融粘度 (230°C) |
122(1/s) | 旭化成法 | Pa・s | 683 |
| 1.216(1/s) | 271 | |||
| tanδピーク温度 | ねじりモード、 1Hz |
°C | -43 | |
| 屈折率 | JIS K 7142 | - | 1.50 | |
| 製品形態 | - | - | ペレット | |
医療用途に関する注意事項
弊社製品を医療機器向け素材、または食品・医薬品用途向け素材（容器・包材含む）に使用される際には、必ず事前に弊社にご連絡頂き、その使用条件等をご確認下さい。その際には最終用途を確認させて頂きますが、用途によっては使用をお断りする場合もございますので、その旨ご了解下さいますようお願い致します。 適合法規等の最新状況については、必ず弊社までご確認下さいますようお願いします。
