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高齢者が安心して暮らせる賃貸物件の条件は何?物件選びのポイント

年齢を重ねるにつれて暮らしの中で、これまでなんともなかったことに負担を感じやすくなります。住まいも同様で、以前は問題がなかったところで急に生活しにくいと感じることも出てくるでしょう。

高齢者の暮らしには、どのような賃貸物件が適しているのでしょうか。今回は、高齢者が安心して暮らせる賃貸物件の条件についてご紹介します。

高齢者が安心して暮らせる賃貸物件の条件

高齢の方が安心して快適な生活を送るために必要な賃貸物件の条件を9つ紹介します。自分にとって外せない条件は何か、優先順位を考えながら読み進めてみましょう。

家族や身内の家から距離が近い

家族と同居しない場合でも、身内が近くにいると安心です。体調を崩したりケガをしたりなどの万が一の状況を考え、いつでもすぐに家族が駆けつけられる距離にある賃貸物件を選びましょう。
また、高齢者が賃貸物件を選ぶ際は、家族の理解や協力も必要です。双方が納得した物件を選べば、快適な生活を送ることができるでしょう。

支払いについて

賃貸の場合は毎月家賃の支払いがあります。もし収入が年金以外にないという方の場合、支払いが難しくなる可能性も否定できません。また、老後は思わぬ出費が必要になることもあります。万が一のことを考えて、ゆとりのある資金計画を立てたうえで賃貸物件に引っ越しましょう。

医療機関との距離が近い

高齢になると病気やけがなどのリスクが高まるため、医療機関が近いに越したことはありません。体調を崩した際にも通いやすく、安心して生活ができるでしょう。かかりつけ医の近くに好条件の賃貸物件があればベストですが、必ずしも希望通りの物件が見つかるとは限りません。物件が見つからない場合は、気に入った物件の周囲にある医療機関の評判を調べてみるとよいでしょう。

バリアフリー化されている

老後に長く住むことを想定し、バリアフリー物件を積極的に探しましょう。階段が少ない、エレベーターがある、廊下の継ぎ目の段差が少ないことなどを確認します。さらに、要所に手すりや滑り止めなどがある賃貸物件なら、より暮らしやすい物件と言えるでしょう。自分が車椅子で生活することになった場合を想定したり、自分のお世話をしてくれる家族の身になって考えたりすることも賃貸物件選びでは重要なポイントです。

セキュリティ設備が充実している

近年、高齢者を狙った犯罪が増えています。自分で自分の身を守るのには限界があるので、セキュリティ面の充実した賃貸物件を探しましょう。具体的には、オートロック設備がある、管理人が常駐しているなどです。多少家賃が高くなっても、カメラ付きのインターホンなどがある物件ならより安心なので、セキュリティ設備の充実した物件を選ぶことをおすすめします。

買いものがしやすい

毎日の生活に欠かせない食料品などを調達できる、スーパーやコンビニなどが近くにあると便利です。他にもドラッグストアや銀行、郵便局など、日頃から頻繁に利用する施設が徒歩圏内にあることを確認しましょう。

公共交通機関へのアクセス

高齢者の中には、新しい賃貸物件への引っ越しを機に自家用車を手放す方もいます。いずれ自家用車や徒歩以外で出かけることを想定し、あらかじめ物件から駅・バス停までの距離を確認しておきましょう。

共同スペース

エントランスや廊下以外に、ラウンジなどを共同スペースとして設けている賃貸物件もあります。これらの共同スペースは、管理会社が清掃・管理を行うのが一般的です。つまり、共同スペースが清潔に保たれていることが確認できれば、きちんと物件を管理している信頼性が高い管理会社と言えます。また、エレベーターなどの共同スペースの場所なども、しっかりとチェックしておきましょう。

高層階を避ける

防犯性の問題から高層階を選ぶ方もいますが、高齢者にとって移動の負担は大きいのでおすすめできません。たとえ何台ものエレベーターを備えていても、万が一災害などが起きて停電になった場合に、避難が遅れるリスクも考えられます。

2階以上に住む場合は避難経路をあらかじめ確認しておき、移動にかかる時間などを計測しておくとよいでしょう。

高齢者が賃貸物件で利用できる制度

高齢者が賃貸物件に住む際に利用できる魅力的な制度を2つ例に挙げて紹介します。どちらも魅力的な制度なので、積極的に活用しましょう。

家賃債務保証

家賃債務保証とは、一般財団法人高齢者住宅財団が運営している居住支援サービスです。高齢者が賃貸物件を借りる際に連帯保証人になってくれる制度で、連帯保証人になってくれる身内がいない人でも入居審査のハードルを下げることができます。ただし、この制度を利用したからといって、必ずしも入居審査に通るということではないので注意しましょう。

高齢者向け賃貸住宅への入居

高齢者専用の賃貸物件への入居を後押しするサービスも急増中です。この制度を利用するメリットは2つあります。

1つは高齢者を対象にしている物件ばかりなので、バリアフリーだけでなく、周辺環境の整った物件が揃っているということです。住環境の整ったさまざまな物件の中から、自分の好みに合う物件を選びやすくなります。

もう1つは、高齢者であることを理由に入居を断られる心配がないということです。高齢者が借りることを前提にしているため、賃貸契約がスムーズに進むでしょう。

併せて確認しておきたい賃貸物件のポイント

賃貸物件を選ぶ際に見落としてしまいがちなポイントを紹介します。入居してから気付いて後悔することがないように、参考としてお読みください。

ランニングコスト

家賃以外にも、光熱費など毎月必要になる費用があります。「何にいくらかかるか」を具体的に考えておくことで生活に必要な資金を計算でき、計画的に使うことを意識できるようになるでしょう。高齢者の賃貸物件選びは家賃だけで判断せず、毎月の総支出を洗い出しておくことが大切です。また、計画以上に支出が多い場合は、その都度見直しを行いましょう。

コンセントの位置と数

住み始めてから不便を感じるのがコンセントの位置と数です。コンセントの位置と数は、家電の設置や使い勝手に大きく影響します。賃貸物件を内覧する際は、設置予定の家電の配置とコンセントの位置を照らし合わせ、生活に支障が出ないかを考えてください。

また、掃除機をかける際にコンセントを何度も付け替えることのないような配置になっていることも、確認しておくとよいでしょう。

収納

収納の有無にもこだわりましょう。収納スペースが少ないと別途収納家具を揃えなくてはならなくなり、住宅が狭くなってしまいます。
収納は広さや位置以外にも、押し入れやウォークインクローゼットといった収納タイプを確認することが大切です。手持ちの荷物の量や形状に合わせて整理しやすい収納が備わっている賃貸物件を選ぶと、失敗がありません。

まとめ

高齢者が安心して暮らすために必要な賃貸物件の条件は、実にさまざまです。家賃などのコストに加えて周辺環境にも配慮する必要があります。

旭化成ホームズの「ヘーベルVillage(ヴィレッジ)」は、高齢者の方が安心して長く暮らせる好条件の高齢者向け賃貸物件を豊富に取り揃えており、多くのお客様に理想の物件を提供してきました。当社にご要望をお聞かせいただければ、納得いただける物件で快適な暮らしを送ることができるはずです。

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