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サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とはどんな施設?サービス内容や入居条件について解説

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とはどんな施設?サービス内容や入居条件について解説

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)がどのような施設であるかはご存じでしょうか?利用をお考えの場合は、サービス内容や入居条件などについて、しっかりと把握しておく必要があります。

今回は、サービス付き高齢者向け住宅がどのような施設なのかを解説します。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは

サービス付き高齢者向け住宅とは、バリアフリー対応の十分な居住空間と設備に加え、安否確認や生活相談といったサービスが受けられる高齢者向け賃貸住宅です。入居において、特別なルールは設けられていません。そのため、自宅さながらの自由な暮らしを送れるのが特徴です。

また、入居には家賃2〜3か月分の初期費用と月額費用の支払いが必要なことが多いです。月額費用には賃料、共益費、基本サービスの利用料が含まれています。ただし、水道料金や光熱費、食費は別途必要です。なお、サービス付き高齢者向け住宅の賃料は、一般的な賃貸物件とあまり変わりません。

介護付き有料老人ホームを利用するよりも、経済的な負担を減らし、安全で快適に暮らせるのがメリットと言えるでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅の種類

サービス付き高齢者向け住宅は、「自立・支援タイプ」と「介護・認知症タイプ」の2つに分かれます。

<自立・支援タイプ>
通常「一般型」と呼ばれるタイプで、自活できる方が対象です。メインのサービスは安否確認と生活相談ですが、介護が必要になったときは外部サービスも利用できます。入居費用は、初期費用15〜50万円、月額費用10〜30万円程度が相場です。

<介護・認知症タイプ>
通常「介護型」と呼ばれるタイプで、さまざまな介護を必要とする方が入居できます。介護サービスは施設の常駐スタッフから提供され、利用には要介護度に応じた一定の費用を支払います。入居に必要な費用は、初期費用15〜50万円、月額費用15〜40万円程度が相場です。

入居時の契約について

サービス付き高齢者向け住宅は、「60歳以上の高齢者」や「要介護認定を受けた60歳未満の方」に向けた賃貸住宅です。入居の際に施設と賃貸契約を結びますが、更新はありません。

賃貸契約の種類は「建物賃貸借契約」と「終身建物賃貸借契約」に分かれます。

建物賃貸借契約とは、入居者が亡くなった場合に、相続する形で親族や配偶者が契約を引き継ぎ、そのまま住み続ける契約方式です。一方、終身建物賃貸借契約は、入居者が亡くなった時点で賃貸借契約が終了します。ただし例外として、配偶者に限っては引き続き入居できる場合があります。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で受けられるサービスとは

サービス付き高齢者向け住宅入居にあたって、日常生活にかかわるサービスを利用できる点が大きな特徴です。

基本のサービス

サービス付き高齢者向け住宅は、安否確認と生活相談の提供が義務付けられており、この2つが基本のサービスとして受けられます。安否確認とは、いわゆる見守りサービスです。

日中は常駐スタッフが定期的に各部屋を訪問し、入居者の状況を確認するほか、夜間でも迅速な対応ができるよう体制が整えられています。生活相談とは、ケアの専門家に日常生活の困りごとを相談できるサービスで、常駐する介護福祉士や看護師が対応してもらうことが可能です。

施設ごとのサービスもある

自立・支援タイプの場合、必要に応じて以下のようなサービスが利用できます。

● 食事の提供
● 緊急時の駆けつけ
● 生活支援(買いものの代行や付き添い、通院の送迎や付き添い、部屋の掃除、洗濯代行など)
● レクリエーション
● リハビリ

常駐スタッフの人数は施設ごとに異なるので、すべての施設に共通する内容ではありません。また、外部サービスとして対応しているところもあるので、入居前に利用方法の確認をおすすめします。

介護サービスは受けられる?

自立・支援タイプの場合、建物に併設された事業所や提携している外部サービスと個別に契約をすれば、希望に応じた介護サービスが受けられるほか、外部の医療ケアを利用できる施設もあります。

一方、介護・認知症タイプの場合、常駐スタッフによる施設内での介護サービスが標準です。個別で契約を行なわなくても、食事や健康管理など、介護付き有料老人ホームと同等の細かいケアが受けられます。

近年では看取りサービスも増えている

看取りサービスを実施し始めているサービス付き高齢者向け住宅の数は、現在増加傾向にあります。国の施策としても看取り介護加算の制度を取り入れているため、引き続き看取りが対応できるサービス付き高齢者向け住宅は増えていくと考えられるでしょう。将来、看取りサービスの活用を検討している場合は、条件として事前にサービス内容を確認しておきましょう。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の入居条件

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は、高齢者住まい法により「60歳以上の高齢者または、60歳未満の要介護認定を受けた方」と定められています。

また、施設によって以下の条件を設けている場合もあります。

● 重度の認知症になっていない
● 感染症にかかっていない
● 自立的に生活できる

※介護・認知症タイプの場合は、認知症や要介護度の高い方も入居できます。

入居する際、身元引受人や連帯保証人を求める施設がほとんどです。身元引受人がいない場合は施設に相談し、連帯保証人がいない場合は、(一財)高齢者住宅財団の家賃債務保証の利用を検討してみましょう。

同居人の条件

条件を満たせば、他の人と同居できるサービス付き高齢者向け住宅もあります。同居人にも条件が設けられており、以下のどれかに該当する方が対象です。

● 入居者の配偶者(届出をしていなくても事実上の夫婦関係が認められている者)
● 60歳以上の親族
● 要介護や要支援の認定を受けている親族
● 特別な理由により同居させる必要があると知事が認める者

生活するうえでの自由度が高く、利用できるサービスも充実していることから、夫婦での入居を検討する方も多くいらっしゃいます。いきなり慣れない場所で生活することが不安な方は、同居も検討してみるといいでしょう。

退去条件

よほどのことがない限り、サービス付き高齢者向け住宅を退去させられることはありません。ただし、以下のような場合には退去を求められる可能性もあります。

● 要介護度が上がった
● 持病や体調が悪化した
● 施設や他の入居者に対して迷惑行為を繰り返した
● 経済的な理由

普通に過ごしていれば問題ありません。利用規約やライフプランの確認は怠らないようにしましょう。

まとめ

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、バリアフリーに配慮されているうえに安否確認や生活相談などのサービスが受けられるので、高齢者が安心して暮らせます。

旭化成ホームズの「ヘーベルvillage(ヴィレッジ)」も同様で、高齢者が快適に暮らせる環境が整っている高齢者向け賃貸住宅です。利便性と見晴らしのよい立地に加え、バリアフリーのゆったりした居住空間、仲間と楽しく過ごせるコミュニティラウンジの完備など、理想的なサービスがあります。また、信頼性の高いセキュリティシステムの導入や、緊急時の駆け付けといったフォロー体制も備わっているので、24時間安心です。高齢者向け賃貸住宅への入居をお考えの方は、ヘーベルvillage(ヴィレッジ)の利用をご検討ください。

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