住まいの防犯 調査研究報告書

私たちはこれまで、建物の開口部の強化の仕方はもちろん、それぞれの敷地に応じて、住まいをどのように設計するかという「防犯環境設計」の視点で研究を続けています。研究内容の一部をここにご紹介いたします。
ヘーベルハウスを建築いただく方はもちろん、広く研究内容を様々な分野の皆様にご活用いただければ幸いです。

最新の住まいの防犯 調査研究報告書


科学的根拠に基づいた犯罪予防~防犯環境設計について考える~

2016年「戸建住宅侵入被害 10年間調査から今後の防犯対策を考える」(PDF 1.98MB)
戸建住宅の侵入被害を10年間調査し、被害の推移を分析したものです。当初多かった敷地奥の被害は、ゾーンディフェンス等の見通しを確保し侵入を抑止する外構設計等により減少して来ました。防犯ガラス、シャッター、面格子等の部品の効果も検証されました。一方で中部地方では玄関等の手前を中心に狙う犯罪集団が出現した時期がありましたが、カーポートへの車の侵入防止の工夫や照明を点灯して留守に見せない等の対策で、沈静化してきています。


他の居住者と緩やかに繋がる防犯マンションとは?

2014年「ひとり暮らしの安全・安心~匿名コミュニティによる低層賃貸住宅の防犯」(PDF 1.98MB)
ストーカー犯罪の不安が高まる中で、一人暮らしの女性は安全上隣人との直接のコミュニケーションを避ける傾向があります。しかし他の居住者に無関心なのではなく、どのような人が住むマンションなのかは逆に関心を集めています。匿名コミュニティとは、直接話しかけたり、名前を知らせたりはせず、互いに挨拶をし、マナー良く暮らし、もしもの時は助け合おうという緩やかな関係の提案です。匿名コミュニティによって、安全・安心な都市生活が満喫できるはずです。


みまもりを活かし、プライバシーと両立させる

2011年「みまもり型防犯設計ガイド」(PDF 3.2MB)
みまもりの必要条件として敷地内の侵入者を発見できるかの被験者実験を行いました。その結果巾2mの見える区間があれば充分と判明し縦格子のスクリーンで室内への視線を遮りながら窓の前が道路から見えるような「スクリーン・マジック」と名付けた設計法を開発。合わせて見る方向に合わせて照明する「フォワード・ライティング」、防犯性能を評価しバランスの良い設計を実現する「リスクチャート」等の設計手法を提案しました。


実地調査に基づく小規模マンションの防犯対策

2008年「低層集合住宅の侵入被害部位に関する実態調査~侵入パタン分析からの防犯対策提案」(PDF 0.7MB)
被害事例100件以上図面を分析し、東京神奈川の57件の実地調査により、被害の9割を占める1階の窓が被害に遭うケースの侵入パタンを分析。住戸の窓と道路の位置関係に合わせて、プライバシーを保ちながら見通しを確保する手法や、侵入を防ぐ外構などの防犯対策を整理しました。
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