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ニュースリリース

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2022.5.9

旭化成株式会社
旭化成ホームズ株式会社
株式会社コネプラ


旭化成グループの社内ベンチャーによる新会社
「株式会社コネプラ」を設立
~現代社会のご近所関係にリアル×デジタル技術で「つながる」価値を創出~

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤 幸四郎、以下「旭化成」)、および旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:川畑 文俊、以下「旭化成ホームズ」)は、旭化成グループの社内ベンチャーによる株式会社コネプラ(本社:東京都千代田区、社長:中村 磨樹央)を設立したことをお知らせします。

1.新会社の概要

会社名:株式会社コネプラ (Connect Platform Inc .)
設立:令和4年4月1日
役員:代表取締役社長 中村 磨樹央
資本金:1.5億円
主な事業内容:コミュニティ醸成支援、マンション運営支援、アプリ開発・OEM受託開発、コンサルティング
所在地:東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
HPhttps://conepla.co.jp

2.設立の経緯

旭化成ホームズは、2021年度を最終年度とする中期経営計画の戦略コンセプト“Challenge&Growth”を支える柱の一つとして「拡大への挑戦」を掲げ、新規事業創出を目指す「Challenge&Growthコンテスト」を開催し、旭化成ホームズグループ全体で検討を続けてきました。今回設立した新会社はその取り組みより誕生しました。新会社設立に先駆けて、マンション入居者限定のSNSを介した交流空間で、情報交換やモノのお譲りなどを実施することで入居者のコミュニティを醸成するプラットフォーム「GOKINJO(ゴキンジョ)」を、株式会社クレヨンと共同開発し、アトラス加賀※1の入居者向けに2020年9月より実証実験として運用を開始しています。同様に2023年2月に竣工予定のアトラスシティ世田谷船橋※2でも運用することが決まっており、今後、マンションや狭小地域を中心に、「コミュ二ティ」を軸に広く一般社会で本サービスを展開していくことを視野にいれています。この事業展開に向け、このたび、協働パートナーの株式会社クレヨンからCEOの森屋大輔氏を最高技術責任者として招聘し、また、GOKINJOのプロジェクトリーダーであった中村磨樹央を代表取締役として、新会社を設立することとなりました。なお、アトラス加賀への「GOKINJO」実証実験の取り組みは、第15回キッズデザイン賞も受賞しております※3

※1 アトラス加賀 https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20190201/index/
※2 アトラスシティ世田谷船橋 https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20210917/index/
※3 関連レター https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20210826-1/index/

一方、旭化成では、グループ横断で多様なアプローチでの新事業創出に取り組んでいます。とりわけ2019年4月からはマーケティング&イノベーション本部(現:マーケティング&イノベーションセンター)を設立し、社会・顧客の課題を起点に新事業やビジネスモデルの創出を目指しています。そのため、社内でイノベーションを起こす体制を整え、必要な経営資源、グループ内外のネットワーク、スタッフ機能などを効果的に「Connect(連携)」させて活用し、新たな事業を創出する可能性を広げています。このたびの新会社設立においても、旭化成グループの様々な人員、アセットをConnectして価値創造しており、同時に、旭化成グループが手掛ける「住宅」領域における課題をマーケティングアプローチで発見し、顧客検証や解決策の提示を繰り返しながら、ビジネスモデルを構築することで事業化に至ったものです。旭化成は今後も市場創造型ビジネスによる新たな社会価値の提供を目指し、既存事業の枠組みにとらわれない新事業を創造してまいります。

3.株式会社コネプラ 代表取締役社長 中村 磨樹央 コメント

ソーシャルメディアやオンラインサロンに代表されるように、デジタル上でのつながりの重要性は高まっています。一方で、地元のお祭りや子育てなどの地域内連携、災害時の共助など、地縁的なつながりもその重要性が薄れたわけではありません。しかしながら、現代社会においてどうしても「ご近所づきあい」が疎遠になる背景には、デジタルツールや匿名性などを程よく活用した「今どき」な形に、地域のつながり方がアップデートされていないことが原因と、私たちは考えています。
オンラインならではの交流手段とリアルでのつながりを組み合わせ、信頼性を担保しつつも絶妙な距離感とバランスでつながる新しい狭域コミュニティプラットフォームを構築すること、それがGOKINJOの目指すものです。まずは集合住宅を中心に、提供価値の拡充を図ってまいります。
本取り組みには、ユーザーに寄り添い、アジャイルにサービスを開発・改良できる体制が必要と考え、社内ベンチャーという形で会社を設立致しました。旭化成グループが培ってきた信頼や知見を活かしつつ、共感頂ける仲間・社外パートナーの皆様と共に、持続可能な社会に向けた価値創造に取り組んでまいります。

4.株式会社コネプラが提供するサービス「GOKINJO」概要

目的:

専用のアプリを利用した情報交換や、モノの譲り合いなどを通じて、ご近所同士で交流し、最適なつながりをつくることで、マンションの住み心地を良くする。
管理組合、管理会社からのお知らせ機能や防災機能を通じて、マンションの自治・管理能力を向上させる。
持続可能なマンションコミュニティを支援し、ソフト面から、マンションの資産価値向上につなげる。

対象ユーザー:

同じマンションの入居者、管理組合、管理会社等
弊社販売のマンションに限定せず、どのマンションでも対応可能です。
戸建て住宅地や、地方自治体にも展開可能です。

主な活用シーン:
<入居者>

「知りたいコト」や「シェアしたいモノ」、「ちょっと手を借りたいコト」が出てきた際に本アプリに投稿をすることで、同じマンションに住む住民同士で協力をし合う


<管理組合・管理会社>
「停電の情報」「理事会からのお知らせ」など、これまでアナログ掲示板に掲載していたような内容を、アプリを通じてタイムリーに行う
非常時の情報発信や安否確認をスムーズに行う

5.「GOKINJO(ゴキンジョ)」の特長
Ⅰ.不特定の相手ではなく、同じマンションの入居者限定としたことで、交流相手への信頼性を確保

アプリ利用者を入居者限定としたクローズな交流空間となっており、アプリ内での発言に信頼感が生まれます。また、ご近所さん同士という意識から、建設的かつ有用な発言も多く、特に、子育て世帯や平日の日中は仕事で忙しい共働きの世帯を中心に、好きな時に使えて、有益な情報をいつでも交換・得ることができます。

Ⅱ.持続可能な社会づくりに貢献することができる

育児用品などの使用期間が短いモノや、ハンガーなどの日用品の入居者間での再利用、またこれまで紙で配布していたマンションからのお知らせの削減などを通じて「リユース」や「リデュース」が促進され、持続可能な社会づくりへ貢献することができます。

Ⅲ.コロナ禍でのコミュニケーション促進に寄与

長期化するコロナ禍において、対面でのコミュニケーションが制限される中、新住居や地域、子育ての悩み等、同じ状況を共有できる仲間を得られ、非接触でのコミュニケーション環境を得ることができます。

Ⅳ.持続可能なマンションコミュニティを形成するための「リアルイベント」開催

コミュニティ形成には、デジタル手段の提供だけでなく、リアルの場における「顔が見える」機会の活用が重要と考えています。主にアプリ導入初/中期を中心に、リアルの場で様々なイベントを開催します。顔の見えるお付き合いを通じた、きっかけづくりや信頼構築を促進することで、持続可能なマンションコミュニティの醸成に寄与します。

Ⅴ.高い利用満足度と利用率

ユーザーから高い満足度を獲得しており、アクティブ率も高く、必要不可欠なツールとのお声を頂いています。


豊かなコミュニティ醸成を応援するGOKINJOは、日本全国のマンション・デベロッパー、マンション管理組合/管理会社、地方自治体等、狭小地域のコミュニティ醸成に取り組まれている皆様にお使いいただけます。事業内容にご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。

コネプラ社・GOKINJOの公式ホームページ https://conepla.co.jp

以上

【本件に関する報道関係の皆さまからのお問い合わせ先】
旭化成株式会社 広報部 (電話)03-6699-3008
旭化成ホームズ株式会社 広報室 (電話)03-6899-3010

【GOKINJO導入に関するお問い合わせ先】
株式会社コネプラ
https://conepla.co.jp