透明アウトソールのグリップ力と耐摩耗性を両立

旭化成のアサプレン® 306は、フットウェアの透明アウトソールに使用することで、従来素材では難しかった耐摩耗性とグリップ性を両立します。さらには加工性も良好です。

透明アウトソールのグリップ力と耐摩耗性を両立

これまでにない高性能な
透明アウトソールを実現

従来の透明アウトソールの素材には、耐摩耗性とグリップ性にトレードオフの関係がありました。旭化成のアサプレン® 306は、独自のポリマー設計により、グリップ性を維持しながら耐摩耗性を向上させることに成功しました。これにより、これまで難しかった、耐摩耗性とグリップ性を高いレベルで両立した透明アウトソールを実現できます。

アサプレン® 303・306で透明性の高いアウトソールを製造可能

消費者がシューズを選ぶ際、機能性はもちろんのこと、デザイン性が非常に重要な基準となります。旭化成のSBR アサプレン® 303・306は、スチレン比率をコントロールすることで、高い透明性を持ったアウトソールを製造することが可能です。これにより、シューズデザインの表現の幅が飛躍的に広がり、消費者にとってより魅力的な製品を提供することができます。

評価配合(phr): SBR/High cis BR/乾式シリカ/シランカップリング剤/老化防止剤/架橋剤 =30/ 70/30/2/0.5/0.4

「アサプレン® 303・306」で透明性の高いアウトソールを製造可能

アサプレン® 306でグリップ性と耐摩耗性を高い水準で両立

シューズのアウトソールには、デザイン性だけでなく、グリップ性(トラクション)と耐摩耗性が求められます。グリップ性は地面との摩擦力であり、シューズの滑りにくさに関わります。耐摩耗性はすり減りに対する耐性で、シューズの耐久性に直結します。

しかし、アウトソールを透明化するには配合の制限があり、グリップ性と耐摩耗性を高めることが難しいという問題があります。また、SBRのグリップ性と耐摩耗性はどちらもTg(ガラス転移点)に依存します。Tgを上げるとグリップ性は向上しますが、耐摩耗性は低下します。逆に、Tgを下げると耐摩耗性は向上しますが、グリップ性は低下するというトレードオフがあります。

旭化成のSBR アサプレン® 306は、独自のポリマー設計により、グリップ性を維持しながら耐摩耗性を向上させることに成功しました。これにより、透明アウトソールでも、グリップ性と耐摩耗性を両立させることができます。

摩擦試験: DIN摩耗試験 動摩耗係数:トライボギアType40

「アサプレン® 306」でグリップ性と耐摩耗性を高い水準で両立

アサプレン® 306は、配合物の加工性も良好

シューズのアウトソールに使用する合成ゴムは、作業性を向上させるために配合物生成時の加工性が重要です。

アサプレン® 306は、配合物生成時のムーニー粘度が従来の303グレードと変わらず良好です。このため、混練り (ミキシング)のしやすさが損なわれません。

評価配合(phr): SBR/High cis BR/乾式シリカ/シランカップリング剤/老化防止剤/架橋剤 =30/ 70/30/2/0.5/0.4

アサプレン® 306は、配合物の加工性も良好

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