
【実測データ公開】酷暑でもエアコン1台で全部屋26℃を実現!

昨年に続いて、全国的に酷暑に見舞われた2024年の夏。酷暑が引き起こすさまざまな弊害のなかで、ご家庭で気になることといえば、室内での熱中症と、それを防止するためのエアコン使用による電気代の高騰ではないでしょうか。政府は「酷暑乗り切り緊急支援」として電気代の補助を行うと発表しましたが、これは2024年8月~10月の期間限定。来年の夏も、電気代の高騰に頭を悩ませる人は少なくなさそうです。
私たちAsu-hausは、断熱等級7(UA値0.26 W/㎡K以下)と気密性能C値0.2㎠/㎡以下という断熱・気密性能と高性能な第一種全熱交換型換気扇を搭載することなどで、日本最高レベルの温熱性能を実現しているため、エアコン1台のみの運転で全部屋快適な温度・湿度で暮らすことができます。Asu-hausが目指す理想の室内の温度・湿度は、下の図のとおりです。
UA値とC値について、算出式や基準値等の詳細を以下の記事で解説しています。
【用語解説】断熱性能「UA値」・気密性能「C値」とは?数値の基準と家の快適性を解説

いずれも適切な温度・湿度である上、各部屋の温度差も小さいため身体への負荷も低く、いつでもどこでも快適に過ごすことができます。
では、これらの理想値はどこまで実現できているのでしょうか。2024年夏、「甲州街道モデル体験棟」で温度・湿度データを実測しました。
<測定条件詳細>
●測定日:2024年8月11日
●床面積:106.82㎡
●エアコン(ロフトに1台設置)
(冷房室温設定条件:0時~6時:25℃/6時~22時:23℃/22時~24時:25℃/風量自動)
●2階居室出入口ドア:すべて開放
●人の在籍:2名(模擬発熱発湿体にて対応)
1.【各部屋の温度・温度差】【湿度】【表面温度】をチェック
早速、Asu-hausが理想とする各部屋の温度や温度差、湿度、表面温度の理想値がどのくらい実現していたのか見てみましょう。
1)【温度・温度差】室内の平均温度は全室25~26℃。各部屋の温度差は±1℃
まずは、1日の外気温度と平均室温の推移を比較。朝6時ころから外気温が急激に上昇しているのに対し、室温平均は25~26℃を維持しました。
次に、各部屋別に実測した室内の1日の平均温度です。全部屋で、Asu-hausが理想とする夏の室温に近づけていることが分かりました。
わずかに低い室温になったのは、エアコン設定温度が低かった(23℃)ことが原因です。エアコンの温度設定をさらに高くしても、目標とする26~28℃をクリアすることが分かりました。
また、最高室温は台所の26.0℃、最低は2F廊下の25.2℃で、その差は±1℃の範囲に収まっています。家の中では、いつでもどこでも室温の極端な違いにさらされることなく過ごせる数値が維持されていました。
ちなみに、旭化成建材快適空間研究所の調査によると、夏の家のなかの不満のトップ3は「冷房しないと暑い」「1・2階の温度差がある」「冷房している部屋としていない部屋の温度差」でした。この結果から「各部屋の温度差」を小さくすると不満が少なくなり、快適な住まいに近づくことが予想されます。
2)【湿度】1日を通じて50%台を維持
次は、湿度(相対湿度。以下、同)に注目します。同じ温度でも、湿度が上がると体感温度が上がるため、適切な湿度域であることも非常に重要な要素です。0時から5時まで80%以上の高い数値を示し続ける屋外の湿度に対して、屋内はAsu-hausが理想とする60%以下。その後の時間帯も50%台前半中心で推移し、屋外の影響を受けることなく、1日を通じて安定していました。60%を超えると、不快になるだけでなく、家の中に有害な微生物が増大しやすくなるといわれますが、その点、高温多湿な真夏でも、Asu-hausは健康に暮らせる湿度域を維持できるという結果が出ました。
部屋別の平均湿度も、バラつきなく低い数値を維持しています。
3)【表面温度】室温と表面温度の差は±2℃以内。外壁表面約60℃でも室内表面は24℃台に
以下は15時台に計測した台所の壁・天井付近の表面温度を示すサーモ写真です。数値は26℃台~27℃台で、先述した台所の平均室温26℃と比べると、目標の室温±2℃以内に留まっています。

なお、下の図は午前10時台の家の2階東面外壁の計測結果。ピンク色になっている壁一面は60℃近くに達しています!

一方こちらは、家の2階東面の室内表面(周壁)をほぼ同時刻に計測した結果。外壁表面が約60℃でも、室内側は24℃台~26℃と、優れた温熱性能が見てとれます。

2.気になる1ヵ月の電気料金は
ここまで見てきた甲州街道モデル体験棟での測定で、
・温度~全部屋目標値(26~28℃)以下の25~26℃
・各部屋間の温度差~±1℃以内
・湿度~全部屋60%以下
・室温と表面温度の差±2℃以内
といったデータが得られ、項目によっては、Asu-hausの理想以上の数値が、エアコン1台のみの運転で実現できていることが分かりました。
では、気になる1ヵ月の電気料金はどうだったでしょうか?
1)酷暑の8月でも月額電気料金は4,000円台に
8月の電気料金はズバリ、4,189円という結果になりました(電気使用料は88kWh)。ちなみに、同様に酷暑だった2023年の夏、7~9月期の2人以上世帯の月別電気代の全国平均は9885円(総務省「家計調査(家計収支編)」でした。電気料金は契約している電力会社や電気の使用地域によっても異なるため一概には言えないものの、それにしてもAsu-hausの電気料金の低さは際立っていることが分かります。10~20年のタームで一般的な住宅の電気料金と比較した場合、大きな差額が生じ、経済的な価値も享受できることが予想できます。
まとめ
近年、進化を遂げた省エネ・節電タイプのエアコンが次々に登場し、以前に比べると電気料金はより低く、夏の室内の涼しさ・快適さはより向上していますが、ほぼ全部屋にエアコンを設置、運転しているのが実情です。
しかし、本記事のとおり、住まいの温熱性能が優れているAsu-hausなら、1台のエアコンのみで対応でき、経済的なメリットと快適な暮らし、両方を手に入れられます。
Asu-hausの甲州街道モデル体験棟では、エアコン1台のみの運転でありながら、各部屋の快適な温度・湿度などを実際に肌で感じることができます。ぜひ、足を運んでいただき、高い温熱性能の重要性・必要性を体験してみてください。
下記から甲州街道モデル体験棟の詳細をご覧いただけます。
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本記事で、住まいの温熱性能が優れているAsu-hausなら、快適な室内温度・湿度で過ごせる上、電気料金をかなりセーブできることが分かりました。以下の記事では、事前に温熱性能について調べた人は、住まいに対する満足度が高い、心身ともに豊かに生活できる、という調査結果も報告されています。ぜひチェックしてみてください。
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