【調査結果あり】全館空調利用者の7割以上が室温に満足!全館空調・個別エアコンの満足度

「空調」は室内の快適度を大きく左右する重要な住宅設備です。そこでAsu-hausは「首都圏における戸建住宅の全館空調満足度調査」を実施。その結果、全館空調利用者の約7割が満足(大変満足+満足の合計)しており、個別エアコンの利用者と比較すると20ポイント高いことなどが分かりました。

この記事では、全館空調利用者、個別エアコン利用者それぞれを対象にした調査結果から現在の住まいの温熱環境に対する満足度を探り、空調に対する多様なニーズを紹介します。

<調査の概要>
1.調査の目的:全館空調と個室エアコンの満足度の比較によって、全館空調の実態を探る
2.調査時期:2024年10月8日~15日
3.調査方法:WEBアンケート調査
4.調査対象:首都圏在住30-79歳(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
5.調査対象数:10年以内に戸建を新築した方
①全館空調 237名(男性55.7% 女性44.3%)②個別エアコン(居間・寝室・子供部屋等の居室ごと) 736名(男性62.5 女性37.5)

1.全館空調と個別エアコン、満足度の違い

全館空調と個別エアコンを利用している住まいでの温熱環境(暖かさ、涼しさ)の満足度はどう異なるのでしょうか。早速調査結果を見ていきましょう。

1)全館空調利用者の約7割が満足、個別エアコンと比較して約2割高い

まずは、年間を通じての温熱環境に対する満足度です。全館空調の満足度(大変満足+満足の合計)は70.1%となり、個別エアコンの50.1%と比較すると20ポイント高い結果となりました。

なかでも「大変満足」で比較してみると、全館空調28.7%に対して、個別エアコンは13.7%となり、2倍以上の差がついていることが分かりました。

2)全館空調は四季を通じて満足度70%超。冬の「大変満足」は34%超に

次は季節別の調査です。全館空調は、春夏秋冬、すべての季節で満足度(大変満足+満足の合計)は高く、65%以上の方が満足をしています。なかでも冬の「大変満足」は34.6%と四季を通じて最も高く、個別エアコンの冬の「大変満足」17.3%と比べて2倍となりました。

また、夏においても満足度(大変満足+満足の合計)の差は歴然。全館空調が65%だったのに対し、個別エアコンは42.4%と20ポイント以上の差がつきました。「大変満足」で比較すると、全館空調は24.9%だったのに対し、個別エアコンは11.4%で2倍以上の差となりました。

これらの調査から、気温の上下幅が大きくなる夏・冬は、特に全館空調の効果を感じやすいことが分かりました。

3)全館空調は全項目で満足度6割以上。「部屋間に温度差のない温熱環境」「夏涼しく冬暖かい室内空間」の「大変満足」は最も高い29.1%

続いて、現在居住している住まいの温熱環境について「高断熱・高気密であること」「夏涼しく冬暖かい室内空間」「梅雨の快適な湿度/湿気がない」「熱中症、ヒートショックになりにくい」「部屋間に温度差のない温熱環境」の5項目に質問を分け、それぞれで全館空調と個別エアコンの満足度を調査しました。

結果は、全館空調はすべての項目で6割以上の満足度(大変満足+満足の合計割合)に。特に「夏涼しく冬暖かい室内空間」「部屋間に温度差のない温熱環境」では、共に約3割が「大変満足」と回答しました。

これらの結果から、全館空調が導入されている住まいでは、夏と冬いずれの季節でも適切な室温環境が維持され、快適に暮らしている人が多いことが分かりました。

2.住宅・住宅会社を選ぶ際の温熱環境に対する意識

ここからは現在の住まいで暮らし始める前の段階に視点を移し、住宅・住宅会社を選ぶ際の温熱環境に対する意識を見ていきます。

1)全館空調選択者は温熱環境や高断熱など全項目を意識。特に「高断熱・高気密であること」「夏涼しく冬暖かい室内空間」を重視

住宅・住宅会社を選ぶ際、重視したポイントとして、前段と同じく「高断熱・高気密であること」「夏涼しく冬暖かい室内空間」「梅雨の快適な湿度/湿気がない」「熱中症、ヒートショックになりにくい」「部屋間に温度差のない温熱環境」の5項目に質問を分け、それぞれで全館空調と個別エアコンを選んだ方の回答を調査しました。

全館空調を選んだ方は、個別エアコンを選んだ方に比べると、全5項目で重視している方の割合が高いことが分かりました。特に「高断熱・高気密であること」が36.3%、「夏涼しく冬暖かい室内空間」が34.2%と、この2項目を重視している方の割合が際立ちました。

住まい選びを検討している段階で重視していたこれらの項目は、前段の調査結果で示した、暮らしてみて分かった全館空調の満足度とほぼ一致していることが分かりました。全館空調がもたらすメリットをあらかじめ知っていて選択し、住み始めてから期待どおりの効果を得られたと満足している方が多いことが見て取れます。

3.温熱環境のいい家にできなかった・購入しなかった理由

最後は、現在の住まいの温熱環境に不満を持っている方に「なぜ温熱環境のいい家にできなかったのか」「なぜ温熱環境のいい家を購入しなかったのか」を尋ねた調査結果です。

1)温熱環境の良い家にできなかった・購入しなかった理由は「温熱環および温熱環境の良い家について知らなかったから」が最も高い30.1%

最多の回答は「温熱環境についての意識や知識がなかったため、温熱環境の良い家にできなかった、あるいは購入しなかった」で30.1%。次点は「温熱環境や、温熱環境のいい家を重視していなかった」で27.7%、さらに「温熱環境や、温熱環境のいい家について学ぶ手段、機会がなかった」が25.3%で続きました。

上記の回答から、家を建てる前に最新の情報を入手し、知識を増やすことで、住まいへの不満や不安を解決できる可能性が高くなることが分かります。

まとめ

本記事をお読みいただき、空調が、家の温熱環境や居住満足度に深く関わっていることがご理解いただけたと思います。

特に全館空調に対する満足度は高く、すべての調査項目において個別エアコンを上回っていました。

近年の気候変動による異常な暑さや大雪による寒波などが、家庭内での熱中症やヒートショックといった健康リスクを増加させています。特に首都圏では高温多湿の夏季において、家庭内での室温管理が課題です。さらに、働き方の多様化で在宅勤務が普及したことも伴い、適切な室温管理はこれまで以上に重要な要素となっています。

今回の調査結果で、全館空調が、こうした事象に対する有効なソリューションであることが分かりました。

そこで、これから新しく住まいの購入を検討される方に注目いただきたいのが、Asu-hausの甲州街道モデル体験棟です。日本最高レベルの高い断熱・気密性能を備えているため、エアコン1台運転での全館空調を実現。「夏涼しく冬暖かい室内空間」「部屋間に温度差のない温熱環境」などを五感で確かめることができます。

下記から甲州街道モデル体験棟の詳細をご覧いただけます。

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