バイオフィラーで
プラスチック削減
環境対策の一環として、バイオフィラーを高充填することでプラスチックの使用量を削減する取り組みが注目されています。一般的にバイオフィラーコンパウンドでは、曲げや衝撃に弱いという課題がありますが、旭化成のタフテックを相容化材として使用することで、しなやかなコンパウンド品が得られます。木粉やデンプン、竹粉、紙粉などの相容化にも効果が期待できます。
バイオフィラーとプラスチックを相容化するタフテック®
一般的に木粉は230℃を超えると変質するため、コンパウンド原料としては融点が200℃以下のオレフィン系やスチレン系プラスチックが適しています。しかし、木粉は極性が高く、プラスチックは疎水性のため、両者は相容性がなく混合することが難しいという課題があります。
この課題の解決には、タフテック® ︎Mシリーズが最適です。タフテック®の酸変性部分が木粉表面の極性基と相互作用することで、木粉とプラスチックの親和性を高め、混合することが可能です。
バイオフィラーを用いたコンパウンドの性能を大幅に向上
これまでのバイオフィラーを用いたコンパウンドは、曲げや衝撃に弱いという弱点を持っており、製品の素材として活用することが困難でした。
タフテック®Mシリーズは、バイオフィラーとプラスチックの両方と親和性を持つため、相容化材として添加することで、コンパウンドの耐衝撃性を大幅に向上し、靭性の付与としなやかさや可撓性の向上を実現できます。これにより、様々な製品への適用が可能になります。
様々な用途でご提案をさせていただきます
タフテック®︎を相容化材として用いたバイオフィラーコンパウンドは、靭性に優れ各種製品に展開が可能です。食品容器、家具・家電、モビリティなど、様々な用途でご提案をしております。
これらのバイオフィラーを活用した樹脂製品は、環境への取り組みをアピールすることができます。環境対応やプラスチックの使用量削減に興味ある方はぜひ一度ご相談ください。