「二世帯住宅」40年とこれから

夕食が一緒なら二世帯共用のLDKが重宝する

同居スタイルの決め手は夕食

住人全員が快適に暮らせる二世帯住宅をつくるためには、「同居スタイル」という漠然としたものを、できるだけ具体的にイメージすることが必要になります。
多様化した同居のスタイルを分析してみると、夕食の場所が別々か、一緒かが、家事・家計など同居スタイル全般を左右することがわかりました。
つまり、夕食の場所が別々なら、そのための買い物も別々、おのずから家計も別々になります。これに洗濯や掃除などほかの家事が連動して、家事全般が別々に行なわれています。
夕食の場所が別々なら、それぞれの場所に各世帯専用のキッチンをもつことになります。そして浴室や洗濯など水回りも独立して2つあったほうが、それぞれの生活リズムを保て、気兼ねなく生活できます。
調べてみると夕食が別々の同居家族では、朝食や洗濯もほぼ別々にしており、互いの生活全般が独立している様子がうかがえます。
逆に夕食を一緒の場所で(時間はずれても)食べる二世帯同居では、食事に連動して買い物やゴミ出しまで、家事全般を協力して行なう傾向が強まります。

同居スタイルの決め手は夕食

「独立」「共用」「融合」二世帯住宅の3タイプ

へーベルハウスの二世帯住宅の定義は、キッチンが2つ(世帯別に)あること。
同居スタイルの違いにより、二世帯住宅は「独立二世帯」「共用二世帯」「融合二世帯」の3タイプに分けることができます。
夕食が別々であれば、キッチンを各世帯に分け、浴室や玄関も独立させる「独立二世帯」が基本。
夕食、キッチンが別々でも、玄関や浴室などを共用してスペースを効率よく使う「共用二世帯」も考えられます。
夕食が一緒であればメインキッチンは1つの「融合二世帯」を基本とします。
それでも、両世帯がすべての生活を同じリズムで過ごすわけではないので、世帯別に自由に使える空間が必要なことが多くあります。
自分の世帯にサブキッチンがあると、朝食、弁当づくり、晩酌、来客時やお茶を飲むときなど、夕食以外にキッチンを使う生活シーンで使えます。また、親世帯のサブキッチンは将来、在宅介護のためにヘルパーさんに来てもらう際にも役立ちます。
同様に、浴室が一緒でも、サブでシャワー室、洗面室、洗濯機があると便利です。
夕食という生活の重要な部分が一緒であっても、「分けるべきもの」は何かを検討することがプランニングのポイントになります。

「独立」「共用」「融合」二世帯住宅の3タイプ

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