改正を重ねてペットの権利を確立した動物愛護法。「ペットは家族の一員」に
旭化成ホームズでは、1998年にペット研究会を発足し、ペットと暮らす家の研究を始めました。
翌1999年には動物愛護法が改正されます。1973年に制定された「動物の保護及び管理に関する法律」から名称を「動物の愛護及び管理に関する法律」と変え、飼い主責任の強化や普及徹底などが図られました。
最初の法律がつくられた当時、日本ではペットはモノに近い扱いだった側面があります。
しかしその後、社会状況の変化と共に、ペットの位置付けも変わってきたと言えます。
少子高齢化で家族数が減少し、管理・競争社会から受けるストレスが増す中、ペットを「家族の一員」として認識、一緒に暮らす人が多くなりました。
また、折しも阪神淡路大震災が起き、被災した人が仮設住宅などでペットと触れ合うことで癒され、ペットが人間に与える力にも注目が集まるようになります。
旭化成ホームズがペットの研究を始めたのは、こうした社会のニーズの高まりに応えられるような、ペットと共生できる家のあり方を考え、提案するためでした。