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2020.10.2

旭化成不動産レジデンス株式会社
一般財団法人首都圏不燃建築公社

中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業(アトラス品川中延)
2020年度グッドデザイン賞受賞

旭化成不動産レジデンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兒玉 芳樹)と、一般財団法人首都圏不燃建築公社(本社:東京都港区、理事長:荒川光弘)は、「中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業(アトラス品川中延)」において、10月1日に発表された公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2020年度グッドデザイン賞」を受賞しましたので、お知らせします。

■受賞した中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業(アトラス品川中延)について

本事業は、東京都の「木密地域不燃化10年プロジェクト」のコア事業と位置付けられたプロジェクトで、2019年3月に「アトラス品川中延」として竣工しました。関東大震災の復興住宅でありながら無秩序な増改築により消防活動に支障が出るなど、防災性に大きな問題を抱えていた木造密集地区を、品川区と協働で災害に強い街へと再生した事業です。東京都内の防災街区整備事業の中では、過去最大規模の事例(関係権利者数140名、面積0.7ha、85区画)でした。
   事業計画においては、「防災性能を有する良質な都市型住宅で土地の細分化と狭隘道路の解消」を図ることはもちろん、景観コンセプトには「旧同潤会地区の人の賑わいや路地空間の記憶継承」を掲げ、新たな緑化空間を整備し、住民同士の交流や周辺地域とのコミュニティ形成に貢献できるランドスケープを目指しました。そのため、日常も災害時も助け合えるコミュニティづくりを促す建物配棟計画を施したほか、マンホールトイレ、かまどベンチ、防災井戸を備えた防災広場を計画。さらに消防車の消火活動を可能とし、避難通路としても機能する建物周囲の空地や、日常的にも心地よく使える緑に包まれた歩行者空間を設けています。

地域社会の「3つの間」をつなぐ防災街区整備事業


【アトラス品川中延 概要】

所在地 :東京都品川区中延2丁目3-4
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上13階
住戸面積:33.45~87.05㎡
事業主:旭化成不動産レジデンス株式会社
   一般財団法人首都圏不燃建築公社
設計監理:株式会社日建ハウジングシステム
施工:株式会社長谷工コーポレーション
竣工:2019年2月


【ご参考:「中延二丁目旧同潤会築防災街区整備事業(アトラス品川中延)」関連リリース・レター】


【グッドデザイン賞 審査委員 評価コメント】

防災は、コミュニティを形成する一つのモチベーションである。災害大国日本においては、その意味するところはさらに深長である。
この計画においては、災害時に避難所になる小学校の敷地と連携し、広場、マンションの集会室が配され、それが日常的にも人が集まりコミュニティを可視化する作りとなっている点が評価できる。広場と集会所、そして緑化された機械式駐車場の屋根まで、奥行きのあるオープンスペースとして意識することができ、防災目的をとりたてて言わずとも、快適な空間が形成されている。

【グッドデザイン賞について】

グッドデザイン賞は、1975年の通商産業省主催「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」創設以来約60年にわたり、「よいデザイン」を顕彰してきた公益財団法人日本デザイン振興会による取り組みです。デザインによって、私たちの暮らしや社会をよりよくしていくために、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちをとりまくさまざまなものごとに贈られ、かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。
グッドデザイン賞公式WEBサイトhttp://www.g-mark.org/


以上

<本件に関するお問い合わせ先>
〒101‐8101 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-6899-3010 (FAX)03-6899-3400 (メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp