2015年アスタナ世界柔道選手権大会

大野 将平 自分の柔道を貫き、世界の頂点に!!
100kg級 羽賀 重量級の救世主となる 金メダル!!
日本代表チーム 世界の頂点 金メダル!!

8月24日(月)~30日(日)にカザフスタン/アスタナにおきまして『2015年アスタナ世界柔道選手権大会』が開催されました。

大会3日目の8月26日(水)に73kg級が行われ、当部より1名の選手が代表として出場いたしました。

また、大会6日目の8月29日(土)には100kg級と100kg超級が行われ当部より100kg級に1名の選手が代表として出場いたしました。

【出場選手】

  • 73kg級大野 将平
  • 100kg級羽賀 龍之介

大会最終日の8月30日(日)に団体戦が行われ当部より3名の選手が代表として出場いたしました。

  • 73kg級大野 将平
  • 90kg級吉田 優也
  • 100kg超級王子谷 剛志

大会最終結果をご報告させていただきます。

73kg級

2回戦

大野 ○ 一本
(合技)
サイ・インジリガラ
(中国)

3回戦

大野 ○ 一本
(大外刈)
J・フェルナンデス
(ポルトガル)

4回戦

大野 ○ 一本
(合技)
V・ショーカ
(ベラルーシ)

5回戦

大野 ○ 技有
(釣込腰)
S・ムキ
(イスラエル)

準決勝戦

大野 ○ 一本
(裏投)
アン・チャンリン
(韓国)

開始2分02秒に大野が得意の「内股」で【技有】を奪う。その後も攻める姿勢を変えずポイントを奪いにいく。残り1分30秒、遠い間合いから「大外刈」を狙うが態勢崩れて相手に返され【技有】を奪われポイントで並ぶ。しかし、焦ることなく相手にプレッシャーを与え続け相手に接近し「裏投」を掛ければ相手は背中から畳に落ち、【一本】。1年ぶりの頂点へ向け弾みをつける。

決勝戦

大野 ○ 技有
(小外掛)
中矢 力
(日本)

決勝戦の相手は日本の中矢選手。来年のリオデジャネイロ五輪へ向け絶対に勝ちたい。開始より大野は前に出て相手にプレッシャーを掛ける。相手は下がりながら「巴投」を掛け凌ぐ。大野の組手を嫌がり開始早々に中矢選手に【指導1】。常に前に出て組み合おうとするも中矢選手は嫌う。そして、開始1分35秒、組み合った瞬間に「大外刈」から「小外掛」へ移行し【技有】を奪う。有利な状況だが大野はその後も自分の柔道スタイルを貫き「内股」「大外刈」「足技」で攻める。そして、試合終了のブザーが鳴り響き、2年ぶりに王座返り咲き。そして、来年に向け大きな勝利を挙げる。

<大野選手のコメント>

たくさんの皆さまからの応援と励ましのおかげで、2大会振り2回目の優勝を果たすことができました。
ありがとうございました。
勝ってもおごらず、気を引き締め直し、五輪代表に選ばれる瞬間までしっかりと稽古に励みたいと思います。

100kg級

1回戦

羽賀 ○ 一本
(内股)
ジュリシック
(セルビア)

2回戦

羽賀 ○ 一本
(内股)
グロル
(オランダ)

3回戦

羽賀 ○ 反則
(指導4)
チョ・グハン
(韓国)

4回戦

羽賀 ○ 僅差
(指導2)
ペータース
(ドイツ)

準決勝戦

羽賀 ○ 有効
(内股)
マレ
(フランス)

ケンカ四つの組手となるため、開始よりなかなか組み合えない。開始1分12秒には両者に対し【指導1】が宣告。その後、羽賀は積極的に組みにいき相手にプレッシャーを与え続ける。相手は下がりながら「巴投」や「一本背負投」を掛ける。残り時間1分30秒程で『待て』の宣告。相手の偽装攻撃かと思われたが逆に羽賀に対し【指導2】が宣告。羽賀は慌てることなく相手にプレッシャーを掛け続けラスト18秒、得意の「内股」で相手を投げ、【有効】のポイントを奪い逆転。見事に決勝戦へコマを進めた。

決勝戦

羽賀 ○ 僅差
(指導2)
フレイ
(ドイツ)

準決勝戦同様、ケンカ四つの組手となる。お互いに引手が持てず組手争いが続く。開始1分42秒、両者に対し【指導1】が宣告。その後、積極的に引手を持ちにいく。持てるチャンスは少ないが持った瞬間に「足技」や「内股」を掛け投げにいく。そして、開始2分45秒には防御姿勢の相手に対し2つ目の【指導】が宣告。この指導が勝負を決し、見事に初出場で初優勝を成し遂げた。

<羽賀選手のコメント>

小さい頃からの夢であった世界チャンピオンに初めてなることができました。沢山の方に応援していただき、感謝しております。来年はリオデジャネイロ五輪があるので五輪チャンピオンになれるように今後も努力していきたいと思います。

団体戦

準々決勝戦

日本 4-1 カザフスタン
吉田 ○ 一本
(袈裟固)
エッセン
王子谷 ○ 一本
(大外刈)
シンキエフ

準決勝戦

日本 3-2 ドイツ
大野 ○ 技有
(大外刈)
ワンデック
吉田 ○ 有効
(袖釣込腰)
ヒルデブランド
王子谷 僅差 ○
(指導1)
ペータース

決勝戦

日本 3-2 韓国
吉田 僅差 ○
(指導2)
ガク ドンハン
王子谷 ○ 僅差
(指導2)
キム スンミン

最終結果

73kg級

優勝 大野 将平(日本/旭化成)
2位 中矢 力(日本)
3位 アン・チャンリン(韓国)
3位 サインジャルガル(モンゴル)

100kg級

優勝 羽賀 龍之介(日本/旭化成)
2位 フレイ(ドイツ)
3位 ニキフォロフ(ベルギー)
3位 ペータース(ドイツ)

団体戦

優勝 日本
2位 韓国
3位 モンゴル
ジョージア

旭化成 陸上部