第99回日本陸上競技選手権大会

2015年6月26日~28日/新潟

鎧坂哲哉、村山謙太、村山紘太が世界陸上代表決定!

第99回日本陸上競技選手権大会①
第99回日本陸上競技選手権大会②
第99回日本陸上競技選手権大会③

第99回日本陸上競技選手権大会が6月26日(金)から28日(日)までの3日間、新潟市・デンカビックスワンスタジアムにおいて開催されました。
今大会は、8月に開催される第15回世界陸上競技選手権大会(北京)の代表選手選考会を兼ねて行われ、旭化成からは7人が出場しました。

大会②日目に行われた男子10000mには、鎧坂哲哉、大六野秀畝、村山謙太の3人が出場しました。
雨上がりで蒸し暑い条件の中、レースは行われました。
スタート直後からウィリアム・マレル選手(Honda)が飛び出し、ハイペースの滑りだしとなりました。
日本人選手は上野裕一郎選手(DeNA)だけが先頭に付き、3位集団は大きな固まりで追いかける形で進みました。
3000m辺りから村山、大六野がきつくなり、集団から遅れてしまいました。
鎧坂は落ち着いた走りを見せ、5000mは先頭から10秒遅れの14分02秒で通過。
6000m手前で先頭のマレル選手に追い付くと、すぐに先頭に立ち、そのまま独走して逃げ切り、2位に大きな差をつけて初優勝を果たしました。
村山は11位、大六野は14位でゴールしました。

大会③日目の男子5000mには、出口和也、鎧坂哲哉、八木勇樹、大六野秀畝、村山謙太、村山紘太、茂木圭次郎の7人が出場。
スタートしてすぐに勢いよく茂木が飛び出し、1000mを2分44秒で通過しました。
大きな集団のまま3000mを8分19秒で通過。
その後、各選手がけん制し合いペースが一気に落ちると、4000m過ぎに村山紘太がスパートすると大迫傑選手(NikeORPJT)が付きました。
残り400mで今度は大迫が抜け出し、村山がピタリと後ろに付き、優勝争いは2人に絞られました。
残り100mを切ったところで村山が前に出ると一気に抜き去り、初優勝しました。
3位に出口、5位に鎧坂、6位に大六野と4人が入賞しました。
村山謙太は30位、積極的な走りを見せた茂木は31位、八木は36位でした。

日本選手権後、第15回世界陸上競技選手権大会(北京)の日本代表が発表され、旭化成からは鎧坂哲哉、村山謙太、村山紘太の3人が選出されました。

第99回日本陸上競技選手権大会④

第99回日本陸上競技選手権大会成績

男子5000m
1位 村山紘太 13分37秒22
3位 出口和也 13分39秒52
5位 鎧坂哲哉 13分40秒87
6位 大六野秀畝 13分41秒13
30位 村山謙太 13分57秒91
31位 茂木圭次郎 13分58秒24
36位 八木勇樹 14分10秒96
男子10000m
1位 鎧坂哲哉 28分18秒53
11位 村山謙太 29分02秒88
14位 大六野秀畝 29分21秒39

選手のコメント

<鎧坂選手のコメント>

鎧坂哲哉

日本選手権10000m、5000mに出場しました。
10000mは、スタートから落ち着いてレースを行うことができ、6000m辺りから先頭に立ち、そのまま優勝することができました。
5000mでは、10000mの疲労が少し残っていましたが、2冠を狙い走りました。
思っていたよりスローペースで位置取りもうまくいかず、無駄に体力を使ってしまい、5位という結果になりました。
世界選手権でしっかり勝負できるように、これからトレーニングしていきます。
応援ありがとうございました。

<村山謙太選手のコメント>

村山謙太

今回は5000mと10000mに出場しましたが、実力を発揮することが出来ず、目標にしていた優勝どころか入賞もできない結果となってしまいました。
レースを見ていた方には、ガッカリさせてしまう走りをしてしまいました。
自分の中で、何が悪かったのか、どこを改善していくかを考えながら、世界陸上に向けてもう一度気持ちを切り替えて頑張ります。
世界陸上は、経験だけで終わらずにしっかり勝負していこうと思います。

<村山紘太選手のコメント>

村山紘太

まず日本選手権で優勝して、世界陸上代表の切符を手に入れることができたことはとてもうれしいです。
しかし、まだスタートラインに立っただけなので、しっかりと練習を積み、世界で勝負できるように頑張ります。

旭化成 柔道部