第60回全日本実業団駅伝競走大会

2016年1月1日/群馬県

ニューイヤー駅伝2016(第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会)は1月1日(金)、群馬県庁をスタート、ゴールとする7区間100kmのコースで開催されました。

1区には昨年まで3区で2年連続区間賞を獲得している鎧坂哲哉を起用しました。
鎧坂は11月28日に行われた八王子ロングディスタンスに出場した際に膝を痛め、 万全な状態ではありませんでしたが、先頭集団の中で冷静にレースを進めました。
ラスト1kmからスパート合戦が始まり、若松儀裕選手(日清食品グループ)が集団から抜け出すと、先頭集団はバラけました。
鎧坂も遅れはしましたが粘りを見せ、10秒差の16位で村山紘太にタスキを渡しました。

インターナショナル区間の2区を走った村山紘太は、前半から思うようにペースが上がらず、21位まで後退しました。

3区を任された大六野秀畝は21位でタスキを受け取ると、積極的な走りで徐々に順位を上げていきました。
しかし、後半は追い上げることができず、チームを14位まで押し上げるのが精一杯でした。

最長区間の4区を走った村山謙太は、前半は良い走りを見せ、前を行く選手を抜いていきました。
しかし、15km過ぎに給水を取ってからペースダウンし、10位で5区の茂木圭次郎にタスキを繋ぎました。
この区間で優勝争いと上位入賞の可能性がなくなりました。

昨年に引き続き5区を走った茂木は、前との差を詰めようと懸命な走りを見せました。
前との差は大きく、ようやく入賞ラインの8位まで順位を上げました。

6区の丸山文裕には区間賞を期待しましたが、順位を一つ上げるのが精一杯で精彩を欠く走りとなりました。

最終7区の佐々木悟は、前を追って飛び出しましたがなかなか差は詰まらず、終盤ようやく6位の日清食品グループが見えてきましたが追いつけず、7位でのゴールとなりました。

今回は、前半からレースの流れに乗れず、期待外れの結果に終わりました。

今後の課題は、どんな状況下でも持っている力を出し切り、安定した力を発揮できる強い選手の育成と、メンタル面の強化です。

今年はリオデジャネイロオリンピックへ代表選手を送り出せるよう、また選手それぞれの個人目標達成に向けて、1年間頑張っていきます。

大会当日はたくさんのご声援ありがとうございました。今後も応援をよろしくお願い致します。

第60回全日本実業団駅伝競走大会成績

旭化成 7位 4時間56分14秒
距離 選手名 記録 区間順位
1 12.3km 鎧坂哲哉 35分34秒 区間16位
2 8.3km 村山紘太 23分36秒 区間24位
3 13.6km 大六野秀畝 38分45秒 区間6位
4 22.0km 村山謙太 1時間04分11秒 区間10位
5 15.8km 茂木圭次郎 47分55秒 区間5位
6 12.5km 丸山文裕 38分30秒 区間12位
7 15.5km 佐々木悟 47分43秒 区間7位

選手のコメント

<1区鎧坂哲哉選手のコメント>

八王子ロングディスタンス後に故障をしてしまい、しばらく練習ができず、大会前ギリギリの時期に走り始めました。
万全の状態でスタートラインに立つことができず、先頭と10秒遅れの16位という結果となり、チームを勢いづけることができませんでした。
この悔しさをこれから、そして来年の駅伝で晴らしていきたいと思います。
応援ありがとうございました。

<2区村山紘太選手のコメント>

今回、2区に出場しました。
皆さまの期待も大きかったとは思いますが、自分自身思うような走りができずに終わりました。
今後は個人レース、また来年に向けて頑張りたいと思います。 これからも応援よろしくお願いします。

<3区大六野秀畝選手のコメント>

前を追う展開でいい位置まで持っていきたかったのですが、なかなか前との差を詰めることができませんでした。
チームとしても個人としても悔しい思いをしたので、今後改善して来年こそは優勝できるように頑張りたいと思います。
たくさんの応援ありがとうございました。

<4区村山謙太選手のコメント>

今回のニューイヤー駅伝は4区を走りました。
チームとしても、個人としても悔いの残る結果となりました。
今年一年、自分自身の力を高め、来年のニューイヤー駅伝ではチームの団結力で勝てるよう頑張りたいと思います。
応援よろしくお願いします。

<5区茂木圭次郎選手のコメント>

襷を受け取った順位が思った以上に悪く、前の選手もほとんど見えない状態でのスタートで、なかなかリズムがつかめずに苦しい走りになってしまいました。
その中でも、1分近く差のあった入賞ラインにチームを押し上げることができたことは、次に繋がる材料だったと思います。
今年一年いろいろなレースに出場する予定ですが、勝負にこだわっていきたいと思います。
応援ありがとうございました。

<6区丸山文裕選手のコメント>

今回、初めてニューイヤー駅伝に出場しました。
大会前も順調に練習を消化していたので、自信を持ってスタートに立つ事ができましたが、結果は悔しいものとなりました。
チームも7位に終わり、大きな期待を裏切ってしまい大変申し訳なく思います。
今回の悔しさを糧に、また1年間練習を積み重ねて来年の元日に向けて頑張ります。
応援よろしくお願いします。

<7区佐々木悟選手のコメント>

今回のニューイヤー駅伝は、初めてのアンカーということで若干緊張していました。
向かい風が強いなか、なかなか自分のリズムとペースをつかめず、最後も前のチームを抜くことができずに、もどかしい走りとなってしまいました。
まずは次のレースに向けてもう一度立て直し、来年の駅伝はチーム一丸となれるチーム作りをしていきます。
応援ありがとうございました。

旭化成 柔道部