第54回延岡西日本マラソン

2016年2月14日/延岡

第54回延岡西日本マラソンが2月14日(日)、延岡市役所前を発着するコースで開催されました。

地元の旭化成からは、松尾良一と吉村大輝が出場。丸山文裕がペースメーカーを務めました。

天候は晴れ、気温が17.9度と高く、強い風が吹く厳しいコンディションの中、スタートしました。

レース前半は、大会記録を上回るペースで進みましたが、丸山のペースがなかなか安定しない中、松尾と吉村は先頭集団で落ち着いて走りました。

17kmでペースメーカーに付いていけるのが前田悠貴選手(Honda)だけとなり、25kmでは松尾と吉村を含む第二集団との差は1分10秒となりました。

25kmまでの予定だったペースメーカーの丸山は、先頭が前田選手一人だったため、そのまま先導しました。

しかし、前田選手がペースを維持できなくなると、27kmで丸山はレースから離れました。

その後、前田選手と後続との差は一気に積まり、31km過ぎに松尾、吉村を含む4人の集団が前田選手を抜きました。

吉村が集団を引っ張る形で進みましたが、33kmから松尾がペースを上げると吉村が遅れ始めました。

先頭争いは、松尾、佐藤歩選手(MHPS長崎)、伊藤祐哉選手(トヨタ自動車)の3人になりました。

35km手前で伊藤選手が遅れ、優勝争いは松尾と佐藤選手の一騎討ちとなりましたが、37kmで松尾が仕掛けると佐藤選手が離れ始めました。

松尾は強い向かい風が吹く中、ゴール地点の延岡市役所を目指して懸命に力走し、2時間15分09秒で優勝を果たしました。

旭化成勢の優勝は8年ぶりとなりました。

後半粘り強い走りを見せた吉村が2位に入り、旭化成勢のワンツーフィニッシュとなりました。

第54回延岡西日本マラソン成績

1位 松尾良一 2時間15分09秒
2位 吉村大輝 2時間16分15秒

<松尾良一選手のコメント>

延岡西日本マラソンは3回目、マラソンとしては13回目の挑戦となりました。
今回は優勝候補として周りの期待が大きく、旭化成勢が長年優勝を逃しているということでプレッシャーもありました。
しかし、それを期待という風にプラスに考えて、落ち着いて走ることができ、優勝という最高の形でゴールする事ができました。
今まで信じてやってきた練習が間違ってなかったと再認識することができ、最高にうれしいです。
これも旭化成の方々や家族、監督、スタッフ、応援してくださる皆さんのおかげだと思っております。
これからこの勢いそのままにさらにレベルの高い大会で良い結果を出せるように精進して参ります。
応援ありがとうございました。

<吉村大輝選手のコメント>

大会当日はたくさんの声援ありがとうございました。
目標の優勝には一歩届かず悔しい思いですが、自己最高順位でゴールできた事を自信に変え、これからも努力していきたいと思います。

旭化成 柔道部