第64回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
2016年9月23日~25日/大阪
第64回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会が9月23日(金)から25日(日)までの3日間、大阪市のヤンマースタジアム長居にて開催されました。
大会2日目に行われた男子10000m3組に、市田孝、大六野秀畝、茂木圭次郎の3人が出場しました。
レースは非常に蒸し暑く、厳しい条件の中で行われました。
前半は、リオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得したポール・タヌイ選手(九電工)がレースを引っ張る形で進みました。
ペースはなかなか落ちつかず、上げ下げが激しく、集団から次々と選手が遅れていきました。
5000mを14分24秒で通過すると、7000m過ぎには先頭集団は12人となり、日本人選手は市田孝のみとなりました。
市田孝は終始、外国人選手を相手に積極果敢な走りを見せ、最後も粘り強く走り、28分20秒01で8位入賞を果たしました。
大六野は29分42秒13(3組23位)、茂木は30分42秒76(3組27位)でした。
男子1500mに出場した村山紘太は、スタート直後から集団の後方に位置取りし、レースを進めました。
400mを59秒、800mを1分58秒で通過すると、徐々に順位を上げていきました。
1200mから走りを切り替えてペースアップすると、前を走る外国人選手3人を追いかけました。
ラスト10mで1人を抜き、3位(日本人1位)でゴール。
3分40秒26をマークし、自身が持つ旭化成記録を更新しました。
大会3日目に行われた男子5000mには、出口和也、本田匠、市田宏が出場しました。
前日の10000mより気温が高く、非常に蒸し暑い中でのレースとなりました。
レースは3組タイムレースで行われました。
1組に出場した本田は、スタート直後から外国人選手3人がハイペースで抜け出し、第2集団でレースを進めました。
第2集団で我慢のレースとなりましたが、最後は6位でゴールしました。
2組で走った出口は、中盤から我慢できずに遅れていき、23位でのゴールとなりました。
3組の市田宏は、ポルトハーフマラソン(9/18)から帰ってすぐのレースでした。
スタートから出遅れ、終始苦しい走りで17位でした。
第64回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会成績
男子1500m | ||
---|---|---|
3位 | 村山 紘太 | 3分40秒26[旭化成新] |
男子5000m1組 | ||
6位 | 本田 匠 | 14分02秒18 |
男子5000m2組 | ||
23位 | 出口 和也 | 14分30秒44 |
男子5000m3組 | ||
17位 | 市田 宏 | 14分22秒95 |
男子10000m3組 | ||
8位 | 市田 孝 | 28分20秒01[日本人トップ] |
23位 | 大六野 秀畝 | 29分42秒13 |
27位 | 茂木 圭次郎 | 30分42秒76 |
選手のコメント
<本田匠選手のコメント>
結果は中盤ペースダウンしてしまい、タイム・順位ともに課題の残るものとなりました。
しかし、最近のレースの中では粘ることができたので、これから駅伝に向けてさらに調子を上げていきたいと思います。
応援ありがとうございました。
<市田孝選手のコメント>
応援ありがとうございました。
今回のレースでは、外国人選手が多く出場する中でも積極的についていくことを決めてレースに臨みました。
残り2000mからのペースアップで離れ、まだまだ力不足を痛感しましたが、日本人トップという最低限の走りができました。