第61回全日本実業団駅伝競走大会

2017年1月1日/群馬県

18年ぶり 22度目の優勝! ご声援ありがとうございました。

各地区の予選を通過した37チームが出場するニューイヤー駅伝2017(第61回全日本実業団対抗駅伝競走大会)が2017年元日に前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100kmのコースで開催されました。

1区は10000m日本記録保持者の村山紘太。村山紘太はスタート直後から積極的に先頭に立ちレースを引っ張りましたが、集団は崩れず逆に終盤のスパート合戦に対応できず先頭と11秒差の13位で中継しました。

インターナショナル区間の2区は鎧坂哲哉。鎧坂は外国人選手のハイペースに惑わされることなく終始自分のペースを守り、一度抜かれた外国人選手をかわす粘りの走りで20位で大六野秀畝にタスキを託しました。

昨年も3区を走った大六野は6秒後から来た大石港与選手(トヨタ自動車)と共に次々と前を走る選手を抜きながら安定したレースを進めました。残念ながら、大石選手に後半遅れをとりましたが、11位に順位を上げました。

4区は、今季10000mで日本人選手の中で最も安定した走りを見せている市田孝が、1分28秒あった先頭DeNaとの差を17秒まで詰める区間賞の快走で5位にあがりました。

5区村山謙太はDeNAをかわすと、トヨタ自動車九州、トヨタ自動車との先頭争いに決着をつけるべく相手が諦めるまでスパートを繰り返し、区間賞の走りでついに単独のトップに立ち、6区市田宏にタスキリレーしました。

6区の市田宏は気迫あふれる走りを展開。後続を全く寄せ付けない区間新の快走。2位にあがった3連覇を目指すトヨタ自動車に58秒差をつけました。

アンカー佐々木悟は、大差も手伝いベテランらしく見事なペース配分で、最多優勝記録を22回に更新する18年ぶりの歓喜の優勝テープを切りました。

第61回全日本実業団駅伝競走大会成績

旭化成 1位 4時間49分55秒
距離 選手名 記録 区間順位
1 12.3km 村山紘太 35分26秒 区間13位
2 8.3km 鎧坂哲哉 23分23秒 区間25位
(日本人トップ)
3 13.6km 大六野秀畝 38分30秒 区間3位
4 22.0km 市田孝 1時間03分06秒 区間1位
5 15.8km 村山謙太 46分36秒 区間1位
6 12.5km 市田宏 36分32秒 区間1位
7 15.5km 佐々木悟 46分22秒 区間2位

監督のコメント

<西政幸監督のコメント>

群馬開催30回の記念大会となる今大会で18年ぶり22回目の優勝をする事ができました。
応援していただきましたすべての皆さまに感謝とお礼を申し上げます。
今年は世界陸上ロンドン大会の年です。チームから代表選手を出せるよう頑張ります。
これからも応援と激励よろしくお願いいたします。

選手のコメント

<1区村山紘太選手のコメント>

区間賞が絶対条件でしたが実力がないため取ることができませんでした。
来年は実力をつけてチームに貢献できるように頑張ります。
応援ありがとうございました。

<2区鎧坂哲哉選手のコメント>

優勝できてとてもうれしく思います。
自分自身、状態が上がっていませんでしたが、そのような中で自分のできる限りの走りをしようと思い走りました。
今年はロンドンで世界選手権が行われるので、そこで力が発揮できるようこのまま頑張りたいと思います。
応援ありがとうございました。

<3区大六野秀畝選手のコメント>

去年と同様に3区を走らせていただき、順位を上げることだけを考えて走りました。
後半失速してしまい区間賞を獲得できませんでしたが、チーム皆のおかげで優勝することができ、とてもうれしく思います。
来年も優勝できるように頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします。
朝早くから現地、テレビで応援してくださった皆さんありがとうございました。

<4区市田孝選手のコメント>

皆さんの応援のおかげで優勝することができました。
今回の経験を無駄にせず、旭化成の選手として各大会で結果を残せるように頑張ります。
ありがとうございました。

<5区村山謙太選手のコメント>

今回、5区を走らせてもらいました。
良い流れがあって、タスキをもらいましたのでしっかりとトップに立ち区間賞を取れました。
来年も優勝できるように頑張ります。
応援ありがとうございました!!

<6区市田宏選手のコメント>

応援ありがとうございました。
この優勝はみなさんの一人ひとりの応援があったからこその結果だと思っています。
個人としても区間賞、区間新で走ることができてみんなで繋いだタスキの力を感じながらアンカー佐々木さんに少しでも楽に走ってほしいという気持ちで走った結果だと思います。
この1年また結果を出していき駅伝ではチームみんなで一つになって連覇を目指していきたいと思います。

<7区佐々木悟選手のコメント>

今回のニューイヤー駅伝は6区までの選手がいい流れを作ってくれたので、後ろとの差を気にせず自分のペースを守って走りました。
後輩たちのおかげで18年ぶりの優勝テープを切ることができ感慨深いものがあります。
今回走っていない選手でも力のある選手がいるので、今後も切磋琢磨していきたいと思います。
元日から応援ありがとうございました。

旭化成 柔道部