第60回九州実業団陸上競技選手権大会
2017年5月20日~21日/北九州市
第60回九州実業団陸上競技選手権大会が5月20日(土)から21日(日)の2日間、北九州市・鞘ヶ谷競技場で開催されました。
大会初日に行われた男子10000m2組には、深津卓也、出口和也、本田匠、松尾良一、山口修平の5人が出場しました。
天候は晴れ、気温24度と暑さを感じるコンディションとなり、レースはスローペースで進みました。
集団を引っ張る選手が次々と変わり、ペースがなかなか上がらない中、3000m過ぎに松尾が集団から離れていきました。
6000m過ぎに久井原選手(黒崎播磨)がペースを上げると集団は崩れ、山口、本田、出口の順で離れていきました。
8000mで先頭は深津と佐護選手(安川電機)、古賀選手(安川電機)の3人に絞られました。
最後まで勝負はもつれましたがラスト200mからのスパートに対応できず、深津は3位でゴールしました。
出口が11位、山口が15位、本田が16位、松尾は24位でした。
男子10000m3組には、佐々木悟、丸山文裕、市田孝、市田宏、吉村大輝、有村優樹、茂木圭次郎の7人が出場。 気温21度、湿度57%の条件の中、19時55分にレースはスタートしました。
外国人選手がレースを引っ張りましたが、市田孝、茂木、有村は集団の前方で積極的な走りを見せました。
5000mを13分58秒で通過すると、先頭集団は外国人選手3人と、市田孝、茂木、井上選手(MHPS)、高橋選手(安川電機)の7人となりました。
6000m過ぎから茂木が苦しくなり、集団から遅れ始めました。 市田孝は粘り強い走りで先頭に付いていき、終盤はムァゥラ選手(黒崎播磨)、キプケモイ選手(西鉄)との争いとなりました。
ラスト1周で外国人選手がペースを上げると市田孝は遅れ始めましたが、最後まで諦めずに走り日本人トップの3位(27分59秒76)でゴールしました。
第2集団で粘り強く走った市田宏が8位、前半積極的な走りを見せた茂木は12位、中盤から我慢の走りとなった有村は17位でした。
吉村は22位、丸山は23位でした。佐々木は体調不良で途中棄権しました。
大会2日目に行われた3000m障害に市田宏が出場しました。
天候は晴れ、気温28度と強い日差しが降り注ぐ中、レースは11時30分にスタートしました。
前日の10000mにも出場した市田宏は、スタートから先頭に立ち、レースを引っ張りました。
レースは渡邊一磨選手(安川電機)との一騎打ちとなりました。
2000mあたりから少しずつ渡邊選手を引き離し、終始強気な走りを見せた市田宏がトップでゴールしました。
男子5000mには関口海月が出場しました。
暑さもあり、レースはスローペースで進みました。
関口は前半から余裕がなく、中盤から遅れ始めました。
最後までペースを上げることができず、6位でゴールしました。
最優秀選手には10000mで27分台で日本人トップとなった市田孝が選ばれました。
第60回九州実業団陸上競技選手権大会成績
男子10000m3組 | ||
---|---|---|
3位 | 市田 孝 | 27分59秒76 |
8位 | 市田 宏 | 28分43秒57 |
12位 | 茂木 圭次郎 | 28分50秒79 |
17位 | 有村 優樹 | 28分59秒98 |
22位 | 吉村 大輝 | 29分14秒18 |
23位 | 丸山 文裕 | 29分19秒59 |
男子10000m2組 | ||
3位 | 深津 卓也 | 29分14秒97 |
11位 | 出口 和也 | 29分30秒81 |
15位 | 山口 修平 | 29分43秒41 |
16位 | 本田 匠 | 29分45秒49 |
24位 | 松尾 良一 | 30分31秒04 |
男子3000m障害 | ||
1位 | 市田 宏 | 8分57秒28 |
男子5000m | ||
6位 | 関口 海月 | 14分56秒14 |
<市田孝選手のコメント>
終盤ペースを上げることができず、目標の27分44秒には届きませんでしたが、課題を見つけることができました。
今後は日本選手権に向けて体調を上げていきたいと思います。
夜遅いレースでしたが、最後まで熱い声援ありがとうございました。