第54回九州実業団毎日駅伝競走大会
2017年11月23日/北九州市
第54回九州実業団毎日駅伝競走大会が11月23日(木)、北九州市・本城陸上競技場を発着点とするコースにて開催されました。
本城陸上競技場前を9時にスタート。
開始直後から市田孝が先頭に立ち、積極的にレースを引っ張りました。
昨年大会を制したMHPSの井上大仁選手と中村信一郎選手(九電工)が市田につき、3チームの争いになりました。
残り1kmで中村選手がスパートし、市田も必死にくらいつきましたが、強風の中先頭に立ち続けたため、その後ろについて体力を温存していた2人に先行され8秒差で中継しました。
オープン参加の旭化成Bの村山紘太は8位、選抜チームで出場した西純平は区間10位でした。
2区のアブラハム・キプヤティチは初めての駅伝でしたが、タスキの受取り、タスキ掛けもうまく行い、冷静な走りで先頭に追い付きました。
しかし、5km過ぎにオムワンバ選手(MHPS)がスパートすると遅れてしまい、3位で中継しました。
リオ五輪10000m銀メダリストのポール・タヌイ選手(九電工)には区間記録で3秒上回り区間2位でした。
旭化成Bで出場したケネス・キプケモイは区間10位でした。
3区は目良隼人選手(MHPS)が後続を引き離す走りを見せ、有村優樹は残念ながらおいていかれて1分05秒差の3位で中継。
旭化成Bの茂木圭次郎が、目良選手を上回る快走をみせて区間賞を獲得。
選抜チームの市田宏は区間9位でした。
4区は3位でタスキを受けた本田匠が11秒前の九電工に追い付きましたが、ここから2人で牽制しあう形になってしまい、先頭のMHPSとのタイム差は開き1分54秒の3位で中継。
この区間でも旭化成Bの齋藤椋が区間2位の走りを見せ、順位を5位に上げました。
エース区間の5区は大六野秀畝。
アップダウンの難しいコースに加え強風をものともせず快走。
2位に順位を上げMHPSとの差を38秒にしました。
選抜チームの山口修平は区間7位、旭化成Bの村山謙太は区間8位でした。
6区は12月3日の福岡国際マラソン出場を予定している深津卓也。
中継直後は3位の九電工にややつめられる場面もありましたが、中盤から走りを切り替え、ついに10kmでMHPSに追い付き11.5kmでつき放しにかかりました。
松村康平選手(MHPS)も粘リの走りを続けましたが、深津が区間新の走りでこの日初めてトップで中継しました。
旭化成Bの中嶋和希も区間7位ながら、タイム的にはまずまずの走りを見せました。
アンカーは吉村大輝。
対するMHPSは昨年もこの区間を走り逆転で初優勝のゴールテープを切った定方俊樹選手。
吉村は4秒差を1㎞で追い付かれ、その後は定方選手の後ろでチャンスをうかがっていましたが、残り1.5kmの下りで渾身のスパートを見せた定方選手に付いていくことができず、残念ながら2年連続2位でのゴールとなりました。
旭化成Bの出口和也は区間12位と振るわず、順位も2つ下げて7位でゴールしました。
選抜チームの松尾良一は区間6位と粘りの走りを見せました。
第54回九州実業団毎日駅伝競走大会成績
2位 旭化成A 4時間02分48秒 | ||||
区 | 距離 | 選手名 | 記録 | 区間順位 |
---|---|---|---|---|
1 | 12.4km | 市田 孝 | 36分34秒 | 区間3位 |
2 | 7.4km | アブラハム キャプシス キプヤティチ | 21分14秒 | 区間3位 |
3 | 13.0km | 有村 優樹 | 38分15秒 | 区間6位 |
4 | 8.2km | 本田 匠 | 25分44秒 | 区間3位 |
5 | 13.4km | 大六野 秀畝 | 39分53秒 | 区間1位 |
6 | 13.0km | 深津 卓也 | 37分29秒 | 区間1位 区間新 |
7 | 14.4km | 吉村 大輝 | 43分39秒 | 区間2位 |
旭化成B 4時間10分00秒 | ||||
区 | 距離 | 選手名 | 記録 | 区間順位 |
1 | 12.4km | 村山 紘太 | 38分23秒 | 区間8位 |
2 | 7.4km | ケネス キプロプ キプケモイ | 23分10秒 | 区間8位 |
3 | 13.0km | 茂木 圭次郎 | 37分14秒 | 区間1位 |
4 | 8.2km | 齋藤 椋 | 25分13秒 | 区間2位 |
5 | 13.4km | 村山 謙太 | 41分41秒 | 区間8位 |
6 | 13.0km | 中嶋 和希 | 38分13秒 | 区間7位 |
7 | 14.4km | 出口 和也 | 46分06秒 | 区間12位 |
実業団混成チーム 4時間12分47秒 | ||||
区 | 距離 | 選手名 | 記録 | 区間順位 |
1 | 12.4km | 西 純平 | 39分17秒 | 区間10位 |
3 | 13.0km | 市田 宏 | 38分45秒 | 区間9位 |
5 | 13.4km | 山口 修平 | 41分28秒 | 区間7位 |
7 | 14.4km | 松尾 良一 | 44分16秒 | 区間6位 |
<7区 吉村大輝選手のコメント>
寒い中、たくさんの声援ありがとうございました。
今回、アンカーを務めましたが最後に離されてしまい、前回と同様の結果となってしまいました。
応援してくださった方がたの期待に応えられず申し訳ありません。
期間は残り少ないですがニューイヤー駅伝までチーム内で切磋琢磨し、元日には良い結果で報告できるよう頑張ります。