第29回ゴールデンゲームズinのべおか
2018年5月5日/宮崎県
第29回ゴールデンゲームズinのべおかが5月5日(土)、延岡市の西階陸上競技場で開催されました。
天候は晴れ、日中は夏日を記録する暑さの中でしたが、日没後は気温も下がり風もない絶好のコンディションとなりました。
男子5000mK組には長期故障からの復帰戦となった荒毛喬也が出場しました。
日差しが強く降り注ぐ中、高校生が多数参加する組でレースはスローペースとなりました。
集団の中で粘り強く走っていた荒毛は、ラスト勝負であと一歩およばず2位でゴールしました。
男子5000mJ組には松尾良一、関口海月、仲村尚毅の3人が出場しました。
レースは終盤までスローペースで進み、4000mから駆け引きが始まりましたが最後まで粘りを見せていた松尾が4位。
中盤で遅れた仲村が6位、関口は8位でゴールしました。
男子5000mI組には佐々木悟、吉村大輝、中嶋和希が出場しました。
3000m過ぎに中嶋が苦しくなり集団から遅れましたが、佐々木と吉村は先頭争いに加わりました。
ラスト1周まで勝負はもつれて激しいトップ争いとなりましたが、佐々木が粘りを見せ3位、吉村は5位でのゴールとなりました。
中嶋は11位でした。
男子5000mH組には安藤大樹、小野知大が出場しました。
小野は2000m過ぎに、安藤は3000mからの急激なペースアップに対応できずに先頭集団から遅れてしまいました。
その後も前を追って頑張りましたが、安藤が13位、小野は18位でした。
男子5000mG組には山口修平が出場しました。
山口は前半から積極的な走りを見せ、集団の前方でレースを進めました。
ラスト1周で太田智樹選手(早稲田大学)がスパートし一時は大きく差が広がりましたが、諦めずに前を追った山口がラスト50mで逆転してトップでゴールしました。
男子5000mF組には丸山文裕が出場しました。
大会前なかなか調子が上がらなかった丸山でしたが、先頭集団の中で粘り強く走りました。
ラスト1周のスパート争いで遅れはしましたが7位でのゴールとなりました。
男子5000mE組には茂木圭次郎が出場しました。
ワウエル選手(NTN)が13分45秒を目標にペースメーカを務めました。
茂木は集団の前方で終始冷静にレースを進め、最後の勝負に備えていました。
ラスト1周で竹内大地選手(トーエネック)のスパート争いに敗れはしましたが、故障明けのレースでまずまずの走りができ、今後の大会へ繋がる走りとなりました。
男子5000mC組にムウェイが出場しました。
前半から積極的な走りを見せ、集団の前方でレースを進めました。
中盤から粘り強い走りで自己記録を更新して5位でゴールしました。
男子5000mB組には本田匠が出場しました。
ビヤゼン選手(八千代工業)が13分45秒を目標にレースを先導しました。
本田はスタートして集団の前方に位置取りしていましたが、800m過ぎに転倒するアクシデントがあり最後尾まで下がってしまいました。
最後まで諦めずに前を懸命に追いましたが、レースの流れに乗れずに21位でのゴールとなりました。
男子5000mA組には、市田宏、村山謙太、村山紘太が出場しました。
日本選手権参加標準記録(13分43秒00)突破を目標にディラング選手(愛知製鋼)がペースメーカを務めました。
安定したペースでレースは進み、大きな集団のまま後半までいきました。
積極的に集団の前方でレースを進めていた村山謙太が4000m過ぎにペースメーカーと集団から抜け出す場面もありましたがすぐに吸収され、逆に集団から遅れ始めました。
最後まで力を溜めていた市田宏と村山紘太が激しいトップ争いに加わりましたが、惜しくも及ばず村山紘太が2位、市田宏が自己記録を更新して3位に入りました。村山謙太は8位でした。
村山紘太と市田宏が日本選手権参加標準記録を突破しました。
男子10000mはアジア大会メダル期待記録(28分00秒00)突破を目指してキプヤティチがペースメーカーを務め、旭化成から鎧坂哲哉、大六野秀畝、市田孝が出場しました。
5000mを13分56秒で通過しましたが、この時点で先頭はキプヤティチと大六野のみとなりました。
大六野はペースを維持しようと懸命に走り、記録とのにらみ合いとなりました。
終盤は27分台が出るか出ないかギリギリの状況となり、大六野も粘り強く走りましたがあと一歩およばずに28分00秒49でのゴールとなりました。
鎧坂は4位、市田孝は7位でした。
第29回ゴールデンゲームズinのべおか成績
男子10000m | ||
---|---|---|
1位 | 大六野 秀畝 | 28分00秒49 |
2位 | アブラハム キャプシス キプヤティチ | 28分00秒72 |
4位 | 鎧坂 哲哉 | 28分27秒81 |
7位 | 市田 孝 | 29分18秒08 |
5000mA組 | ||
2位 | 村山 紘太 | 13分39秒15 |
3位 | 市田 宏 | 13分39秒31 [自己新] |
8位 | 村山 謙太 | 13分46秒06 |
5000mB組 | ||
21位 | 本田 匠 | 14分14秒90 |
5000mC組 | ||
5位 | ロバート キプチルチル ムウェイ | 13分19秒26 [自己新] |
5000mE組 | ||
2位 | 茂木 圭次郎 | 13分49秒75 |
19位 | 有村 優樹 | 14分13秒49 |
5000mF組 | ||
7位 | 丸山 文裕 | 14分08秒53 |
5000mG組 | ||
1位 | 山口 修平 | 13分59秒92 |
5000mH組 | ||
13位 | 安藤 大樹 | 14分31秒65 |
18位 | 小野 知大 | 14分51秒55 |
5000mI組 | ||
3位 | 佐々木 悟 | 14分22秒03 |
5位 | 吉村 大輝 | 14分25秒19 |
11位 | 中嶋 和希 | 14分38秒99 |
5000mJ組 | ||
4位 | 松尾 良一 | 14分32秒08 |
6位 | 仲村 尚毅 | 14分38秒46 |
8位 | 関口 海月 | 14分50秒06 |
5000mK組 | ||
2位 | 荒毛 喬也 | 14分42秒32 |
選手のコメント
<市田 宏選手のコメント>
応援ありがとうございました。
毎年自己記録を更新している大会で今年も自己ベストはもちろんのこと、組トップを目標に臨みました。
最後の競り合いの中で勝ち切れないなどレース内容に課題が見つかりましたが、今年も自己ベストで走れたことは日頃からお世話になっている職場の方がたの声援などたくさんの応援が追い風となってこのような記録に繋がったと強く感じたレースでした。
これからトラックレースが続いていくので5000m、10000mと記録を更新していき、この結果がマラソンに繋がるように頑張ります。
今後とも応援よろしくお願いします。
<山口選手のコメント>
今回のレースでは自己記録更新を目標としていました。
結果としてはわずかに届きませんでしたが、多くの方の応援もあって久し振りに勝つレースができました。
これを自信にして今後に繋げていきたいと思います。
応援ありがとうございました。
<大六野選手のコメント>
目標としていたタイムには少しおよびませんでしたが、次に繋がる走りができたと思います。
さらによい結果を出せるようにまた頑張りたいと思います。
沢山の応援ありがとうございました。