第61回九州実業団陸上競技選手権大会

2018年5月19日~20日/福岡県

第61回九州実業団陸上競技選手権大会
第61回九州実業団陸上競技選手権大会
第61回九州実業団陸上競技選手権大会

第61回九州実業団陸上競技選手権大会が5月19日(土)、20日(日)の2日間、北九州市・鞘ヶ谷競技場にて開催されました。

大会1日目の男子1500mに今年入社した仲村尚毅が出場しました。
レースはスタート直後から濱田和浩選手(三菱重工RC)が引っ張り、光延誠選手(九電工)が続き、3番手に仲村がつく形で進みました。
ラスト1周から光延選手が前に出ると仲村と2人になり、優勝争いは最後の直線までもつれましたが、仲村が最後に抜け出し優勝しました。

男子10000mは3組タイムレースで行われました。 旭化成勢は2組からの出場となり、2組には深津卓也、丸山文裕、松尾良一、吉村大輝、山口修平、中嶋和希の6人が出場しました。
スタートから古賀淳紫選手(安川電機)が安定したペースでレースを先導。
旭化成勢は集団の中ほどで落ち着いてレースを進めました。
3000m手前で松尾が、4000m手前で中嶋が遅れてしまいました。
5000mは14分28秒で通過。深津、丸山、吉村は先頭から少し遅れての通過でしたが、粘りの走りを続けました。
レースが進むにつれて先頭集団は絞られましたが、山口が積極的な走りを展開。
先頭集団のペースが落ちてくると第2集団で走っていた深津が先頭に追いつきました。
8000mから山口が先頭に立ちペースを上げると集団は8人となりました。
9000mを過ぎると今度は深津がペースアップ。
深津、山口、坂本大志選手(トヨタ自動車九州)の争いとなりました。
ラスト1周では深津が逃げ切るかと思われましたが、山口が残り100mから猛追して深津を抜きトップでゴール。深津は2位でした。

最終組には、本田匠、市田宏、有村優樹、大六野秀畝、村山謙太、茂木圭次郎が出場。
若干風はありましたが、肌寒さも感じる好コンディションの中、19時55分にスタート。
写真判定装置の不具合により300m近くまで走った所でレースが中断となり、スタートをやり直すハプニングがありました。
再スタート後は、外国人選手勢が主導権を握る展開で、村山と大六野は積極的に前方に位置していました。
3000m過ぎに本田と有村が先頭集団から置いていかれ、その後、市田と茂木が離れ、4000mを過ぎたところで大六野と村山も外国人選手から離されてしまいました。
終盤抜け出した大六野が日本人トップでゴール。
後半少しずつ上がって粘りをみせた市田が自己記録を更新する走りで4位(日本人2位)でゴール。
最後追い込みをかけて井上大仁選手(MHPS)をかわした村山が7位(日本人3位)でゴールしました。
終始我慢の走りをした茂木が28分台でゴールし11位、本田が14位でした。

大会2目の11時45分から高校を卒業してから2年目までの選手が出場資格を有する男子ジュニア5000mが行われ、今春入社の安藤大樹、小野知大が出場しました。
天候は晴れ、気温22度で日射しの強い中でのレースは、スタートから牽制し合い、スローペースとなりました。
誰も前に出たがらない中、小野がレースを引っ張りました。
1000mを3分02秒、2000mを6分03秒、3000mを9分02秒で通過した後、安藤がペースアップし、ここからは安藤と小野の争いとなりました。
4000mを11分51秒で通過すると我慢できなくなった小野が遅れ始めました。
安藤はそのままペースを維持して逃げ切り、優勝を果たしました。
小野も最後まで粘り強く走り、2位でゴールしました。

男子5000mには荒毛喬也と仲村尚毅の2人が出場しました。
日射しは強いものの、湿度が低いので昼間の時間帯にしては比較的走りやすいコンディションの中、13時15分にスタートしました。
レースは、光延誠選手(九電工)が1000mを2分46秒で入るハイペースの展開となり、荒毛と仲村は2000m手前で我慢できず離れてしまいました。
その後、仲村は3000mでアキレス腱の痛みにより残念ながら棄権しました。
足底筋膜の手術、リハビリ等で長期離脱から復帰したばかりの荒毛には厳しい展開のレースでしたが、14分43秒16の5位でゴールしました。

第61回九州実業団陸上競技選手権大会成績

男子10000m3組
3位 大六野 秀畝 28分12秒19
4位 市田 宏 28分23秒58 [自己新]
7位 村山謙太 28分26秒05
11位 茂木 圭次郎 28分33秒52
14位 本田 匠 28分49秒80
27位 有村 優樹 29分27秒14
男子10000m2組
1位 山口 修平 28分56秒08
2位 深津 卓也 28分56秒07
10位 丸山 文裕 29分20秒73
17位 吉村 大輝 29分47秒75
19位 中嶋 和希 29分55秒94
23位 松尾 良一 30分13秒75
男子1500m
1位 仲村 尚毅 3分53秒22
男子5000m
5位 荒毛 喬也 14分43秒16
途中棄権 仲村 尚毅  
男子ジュニア5000m
1位 安藤 大樹 14分41秒45
2位 小野 知大 14分47秒44

選手のコメント

<大六野選手のコメント>

大六野 秀畝

順調に走れているので故障に気をつけて目標に向かい、今後も頑張りたいと思います。
応援ありがとうございました。

<市田 宏選手のコメント>

市田 宏

応援ありがとうございました。
今回のレースで日本選手権の参加標準記録を目標に臨みました。
しかし、結果は28分23秒で3秒およびませんでした。
レース前半から攻めの姿勢はありながらもスタート直後の位置やレースの動きに素早く反応できなかった積み重ねがこの3秒に繋がってしまったと思います。
しかし、今回のレースで自己ベストは更新できたので、マラソンでも結果を出せるように取り組んでいきます。
これからも応援よろしくお願いします。

<仲村選手のコメント>

仲村 尚毅

1500mは優勝を目指していたので、勝つことができて良かったです。
今回の勝利を自信にしてこれからも頑張っていきます。
応援ありがとうございました。

<安藤選手のコメント>

安藤 大樹

九州実業団陸上ではイメージ通りのレースができたので、次の全日本実業団陸上に向けてしっかりと練習していきたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いします。

旭化成 柔道部