第102回日本陸上競技選手権大会

2018年6月22日~24日/山口県

第102回日本陸上競技選手権大会
第102回日本陸上競技選手権大会

陸上競技の日本チャンピオンを決める第102回日本陸上競技選手権大会が6月22日~24日の3日間、山口市・維新みらいふスタジアムで開催されました。

大会初日の22日に男子10000mが行われ、旭化成からは鎧坂哲哉、市田孝、大六野秀畝、村山謙太が出場しました。
日中の最高気温が31度を超え、19時のスタート時も26度を上回り、厳しいコンディションが影響したのか、最初の200mは37秒とスローペース。
井上大仁選手(MHPS)がペースをあげ、最初の1000mは2分51秒で通過。
1300mから鎧坂が先頭に立ち2000mは5分40秒と1000mのラップを2分49秒にあげると、その後は井上選手と鎧坂が交互に引っ張りましたが、暑さのせいかペースは徐々に落ちて5000mは14分21秒で通過しました。
市田、大六野、村山は序盤は集団の中ほどから後ろの位置取りをしていましたが、徐々に順位を上げていき、旭化成勢が集団の上位を占める展開となりました。
8000mを23分05秒で通過したところで今季日本人選手に負けなしの大六野が先頭に立ちペースを上げるとこれについたのは、大西一輝選手(カネボウ)のみとなりました。
粘る大西選手を残り1周からのスパートで振り切り、大六野がうれしい初優勝を飾りました。
市田がラスト200mから猛烈な追い込みを見せましたが、大西選手にわずかに届かず3位。
レースを作った鎧坂が5位、続いて村山が入り、旭化成の出場全選手が入賞しました。
この種目の旭化成選手の優勝は99回大会の鎧坂以来3年振り、8人目の選手権者となりました。

大会3日目の男子5000mは24人の出場で行われ、旭化成からは鎧坂哲哉、市田孝、村山紘太、茂木圭次郎が出場ました。
17時15分にスタートしましたが、気温28.7度、湿度57%と非常に蒸し暑かったため、誰も先頭に出たがらず超スローペースの展開となり、1000m3分09秒、2000mは6分14秒で通過しました。
2000m過ぎに牟田祐樹選手(日立物流)がたまらずペースアップしましたが、それにつく選手は誰もいませんでした。
後続は鬼塚翔太選手(東海大学)が引っ張り、ややペースは上がったもののその差は一時大きく開きましたが、牟田選手が息切れし3000m手前で集団が吸収したところで最後尾にいた佐藤悠基選手(日清食品グループ)が前に出てペースアップすると残念ながら旭化成勢は遅れてしまいました。
先頭集団だけでなく後続も順位が目まぐるしく入れ替わる中、粘っていた市田が10位。
苦しみながらも残り1周からペースアップした村山が12位。鎧坂は17位、茂木は19位でした。

第102回日本陸上競技選手権大会成績

男子10000m
1位 大六野 秀畝 28分30秒66
3位 市田 孝 28分34秒61
5位 鎧坂 哲哉 28分41秒15
6位 村山 謙太 28分42秒46
男子5000m
10位 市田 孝 14分34秒21
12位 村山 紘太 14分37秒79
17位 鎧坂 哲哉 14分43秒99
19位 茂木 圭次郎 14分46秒30

選手のコメント

<大六野選手のコメント>

たくさんの応援ありがとうございました。
マラソンに繋がる良いレースができたと思います。
次はマラソンで結果を残せるように頑張ります。

<市田 孝選手のコメント>

応援ありがとうございました。
良い状態で臨むことができましたが、ペース変化に対応できず、勝負所で力を発揮できませんでした。
今回の結果が今の実力ということを受け止め、気持ちを切り替え、しっかり準備をして、次の試合に臨みたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いします。

旭化成 柔道部