第66回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会

2018年9月21日~23日/大阪府

第66回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
第66回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
第66回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会

第66回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会が9月21日(金)から23日(日)までの3日間、大阪市のヤンマースタジアム長居において開催されました。

大会初日は1500mが2組タイムレースで行われ、旭化成からは村山紘太と仲村尚毅が2組に出場しました。
スタート直後から楠康成選手(阿見アスリートクラブ)が先頭に立ち、400mを58秒台のハイペースでレースを引っ張りました。
村山と仲村は集団の後方につけていました。
楠選手が抜け出す形になり、集団がばらけた時に残念ながら2人は徐々に遅れ始めました。
残り1周を切ってから楠選手に後続が追いつき、森田佳祐選手(小森コーポレーション)がトップでゴール。
村山は11位(全体20位)、仲村は12位(全体24位)でのゴールとなりました。

大会2日目は10000mが2組タイムレースで行われ、18時35分スタートの10000m1組に山口修平が出場しました。
スタート直後から鈴木洋平選手(愛三工業)が積極的に先頭で引っ張り、1000mを2分53秒で通過すると中村信一郎選手(九電工)が先頭立つもののペースが落ちると再び鈴木選手が先頭に。
その間、山口は5、6番手につき、5000m手前では3番手に上がりました。
その後も鈴木選手を中心に先頭が変わる中、先頭集団は徐々に絞られ、7000m過ぎに鈴木選手が先頭に立つと山口は2番手につけました。
7800mで鈴木選手がスピードアップするとそれについたのは山口のみ。
しかし、9000mで山口も離れてしまい、鈴木選手がそのまま先頭でゴール。
山口は残り1周で松井智靖選手(中国電力)に並ばれましたが、ラストの直線で突き放して2位でゴールしました。

19時15分スタートの2組には30人が出場し、その半数の15人が外国人選手の中、市田孝、市田宏が出場しました。
外国人選手を中心にハイペースでレースは進み、これについた日本人選手は山本修平選手(トヨタ自動車)と小松巧弥選手(NTT西日本)の2人。
市田兄弟は第2集団のタヌイ選手(九電工)の後ろでじっくりとレースを進めました。
4000mまでに山本、小松選手をかわし、5000m通過は先頭集団が13分57秒、市田は14分02秒。
市田孝はその後はタヌイ選手に離されたものの確実に順位を上げて8位入賞を果たし、3年連続となる日本人トップでゴール。
途中お腹に差し込みがきた市田宏は我慢の走りとなりましたが、13位でゴールして市田孝に続いて日本人2位でゴールしました。

大会最終日には5000mと高卒2年目までの選手が有資格者となるジュニア5000mが行われました。
ジュニア5000mは15時05分にスタート。
旭化成からは前大会優勝の齋藤椋、小野知大、安藤大樹が出場しました。
スタートしてすぐに小野が他の選手と接触して転倒。積極的なレースが得意な小野はすぐに起き上がるとスローペースを打破するために400mでは先頭に立ちました。
1000mは2分51秒。ややペースが落ちた1600mで齋藤が先頭に。2400mからは高橋光晃選手(コモディイイダ)らも引っ張り、3000m過ぎには旭化成勢3人を中心に5人の先頭争いになりました。
それまで一度も先頭に出ることなく好位置をキープしていた安藤が4000mで一気にペースを上げると、これについたのは田村友佑選手(黒崎播磨)のみで2人の一騎討ちとなりました。
しかし、2日前のジュニア1500mで3位入っているスピードに自信のある田村選手が残り300mを切ってスパートすると安藤はつけず2位。3位齋藤、続いて小野がゴールしました。

3組タイムレース行われた5000m1組に茂木圭次郎が出場しました。
スタート直後から外国人選手がハイペースで飛ばし、日本人集団とはまるで別のレースとなりました。
それでも1000mは茂木の集団で2分42秒。その後はペースが落ち3000mは8分11秒で通過しました。
十数人の日本人集団の前方にいた茂木でしたが、ペースが上がると徐々に後方に下がってしまいました。
さらにペースアップすると残念ながら縦長になった集団から離れてしまいましたが粘りの走りを続けて前を追い、13位(14分00秒27)でゴールしました。
総合成績は20位でした。

第66回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会成績

1500m
20位 村山 紘太 3分54秒83
24位 仲村 尚毅 3分58秒16
5000m
20位 茂木 圭次郎 14分00秒27
ジュニア5000m
2位 安藤 大樹 14分15秒50
3位 齋藤 椋 14分25秒98
4位 小野 知大 14分29秒41
10000m
8位 市田 孝 28分30秒83
13位 市田 宏 28分51秒97
19位 山口 修平 29分16秒16

旭化成 柔道部