寸法精度
サンフォース®の特徴の一つに「寸法精度」が挙げられます。寸法精度とは、素材の正確な寸法を示すもので、工業製品を構成する部品を適切に機能させるための重要な性能の一つです。

※写真はイメージです
成形品の寸法公差
寸法公差(または寸法誤差)は、成形品の寸法がどれだけ変動するかを表します。一般的な汎用プラスチック発泡成形品は、加工時の収縮や膨張が大きく、寸法公差が大きくなります。サンフォース®は原料に非晶性樹脂を含み、かつガラス転移温度(Tg)も常温以上であるため、汎用プラスチック発泡成形品と比較して加工時の寸法変化が小さい特徴があります。そのため、精密さが必要な部品にも使用をご検討いただけます。
線膨張係数
線膨張係数とは、温度上昇による素材の寸法変化割合のことです。数値が大きいほど、温度上昇による素材の寸法変化が大きくなります。素材別では、金属に比べるとプラスチックの数値は大きい傾向がありますが、サンフォース®はプラスチックの中でも比較的線膨張係数が小さいm-PPEを主原料としています。そのため、温度上昇による寸法変化への影響は比較的小さいという特徴があります。サンフォース®の測定値については、物性表をご確認ください。