けっしょうこうかんりょうほう
血漿交換療法
Plasmapheresis
血漿交換療法とは
病因物質を選択的に除去し、必要な血漿を補う療法
血液中の血漿だけを交換するので血漿交換法と呼ばれます。病因物質を除去するためには、まず血液から血漿成分だけを分離し、その血漿は全て廃棄します。そのままでは体に必要な成分も失うことになるので、代替の血漿成分を浄化した血液とともに戻します(単純血漿交換療法)。肝臓が機能しなくなったときなど、除きたい成分が多数ある場合や、血中の成分を除く方法がほかに見つからない場合にも用いられます。
たんじゅんけっしょうこうかんりょうほう
単純血漿交換療法
PE:Plasma Exchange
体外に取り出した血液を血漿分離膜により、血球成分と血漿成分に分離した後、分離した血漿を全て廃棄し、代わりに新鮮な血漿もしくはアルブミン溶液を補液として補充する治療法です。
●詳しい治療法については医師にご相談ください。
しかし、血漿交換法は体に必要な成分まですべて捨てざるを得ないため、必要なものはなるべく残し、病因関連物質だけを選択的に除去するための方法として、以下の2つの方法が開発され、臨床で用いられています。
にじゅうろかけっしょうこうかんりょうほう
二重濾過血漿交換療法
DFPP:Double Filtration Plasmapheresis
体外に取り出した血液を血漿分離器により血球成分と血漿成分に分離した後、分離された血漿を血漿成分分離器を用いて病因物質等を分離除去し、アルブミン等の有用なタンパクを患者さんに戻す治療法です。
●詳しい治療法については医師にご相談ください。
けっしょうきゅうちゃくりょうほう
血漿吸着療法
PA:Plasma Adsorption
体外に取り出した血液を血漿分離膜により血球成分と血漿成分に分離した後、分離された血漿を特定の吸着器に通し、選択的に病因物質を除去する治療法です。
●詳しい治療法については医師にご相談ください。
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