多発性硬化症(MS)
Multiple Sclerosis
多発性硬化症(MS)の概要
脳や脊髄などの中枢神経系の髄鞘(神経の表面をおおっているカバー)が破壊されて発症するもので、自己免疫疾患の一つと考えられています。
視力の低下、ものが二重に見える(複視)、眼球がふるえる(眼球振盪)、目の痛みなどの症状のほか、手足がしびれる、手足に力が入らない、大小便の排泄困難や失禁、めまい、しゃべりにくい、ものが飲み込みにくいなど、いろいろな場所に多種多様な症状がみられます。
症状が強く現れたり(増悪期),病状が和らいだり(緩解期)を繰り返しながら次第に進行していきます。その原因については明らかになっていませんが、何らかの原因で免疫反応に異常がおこり、脳や脊髄などの中枢神経系の髄鞘を攻撃する抗体が出来るためと考えられています。
多発性硬化症(MS)の治療について
ステロイド薬のパルス療法が基本となります。対症療法として、カルマバゼピンなどの抗痙攣薬が用いられることもあります。また、血液中に存在する髄鞘を攻撃する抗体や関連因子などを除去する目的で血漿交換療法が用いられることがあります。
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