設備診断 事例紹介
停電周期延長 導入事例
停電周期延長とは
経済産業局の審査を受け認可がおりれば、通常毎年行われる電気設備の定期点検を延長できる制度です。
※経済産業局への認可申請は周期延長を要望する企業が直接行います。
活線絶縁診断装置LINDAを用いて活線状態での監視強化をすることで、停電点検におけるコスト・手間・リスクの削減を実現しました。
導入前の課題と背景
某半導体メーカ様では、毎年の停電点検(定修)で発生する生産機会損失が大きな課題でした。
生産設備は、たった1日の停電点検であったとしても設備の安全停止・立ち上げ・条件出しに約5日間を要します。
この間に発生する生産機会損失、作業者の休日出勤手当、定修計画立案などの手間とコストの削減を図りたいと考えていらっしゃいました。
本サービスの特徴
活線絶縁診断装置LINDAを用いて活線状態での監視を強化することで、安全に停電周期の延長を実現し、電気設備の信頼性を向上させます。
・コスト削減の実現:停電点検費用、生産機会損失費用、作業費用の削減を実現します。
・手間削減:停電点検計画立案や生産設備の停止・立ち上げ・条件出しにかかる作業の手間を削減します。
・リスク削減:停電作業時の感電などの危険、設備立ち上げ(不慣れな作業)に伴う危険を防止します。
・「保安規定」の変更を経済産業局に提案する際のご支援をします。
・旭化成グループを含め200社以上の経験とノウハウがあります。
導入効果
コスト削減効果
停電点検で約1週間工場がストップし、生産機会損失が発生していましたが、停電周期を3年に延ばせたことで生産機会の損失が少なくなりました。点検費用やその他費用についても大幅に削減することができました。毎年、停電点検のため、点検計画立案・予算取り、設備停止段取り、客先製品納品調整などの手間がかかっていましたが、停電点検が3年に延長できたため、点検段取りをはじめとする手間が3分の1に減りました。LINDAで設備や高圧ケーブルを傾向監視できるようになったため、設備・ケーブルの劣化具合を傾向で確認でき、事前に更新準備ができるようになりました。
リスク削減効果
停電点検が3年に1回になったことで、復電時のトラブルが少なくなりました。また、設備点検時の事故リスクについても、3分の1に軽減されました。
停電周期延長へのステップ
停電周期延長するためには、異常兆候、劣化状況を把握でき、設備保全状況を見える形で管理できる環境が必要です。そのため、活線絶縁診断装置の導入は停電周期延長を申請する上で大きなアピールポイントです。
関連製品
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高圧ケーブル活線絶縁診断装置(LINDA)
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