発電設備の大型ファン振動問題の解決
- お客様のニーズ
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- ■以前より大型ファンの振動レベルが高く、毎年バランシングや羽根の改造などをメーカーに依頼して実施したが、効果がみられなかった。
- ■何とか安定運転を実現し、毎年の修繕費を削減したい。
- 適用技術
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- ■ファンの精密診断を実施し、当社技術ノウハウにより原因を解析し、確定。
- ■当社の再生補修の技術、改善技術から対策案を提案・実施。
- ■運転再開時、正常状態になったことを精密診断で確認。
- ■本設備のCBM管理システムを提案・実施し、以後当該システムで管理継続中。
- 導入効果
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- ■精密診断の結果、真の原因は基礎の劣化であると判断し、基礎改善工事を実施したところ、振動値が低下し設備の安定化を実現した。(70μmP-P → 13μmP-P)
- ■従来発生していたバランシングや設備改造費用(年間1億円)が不要となった。
基礎工事前後の振動値比較
ファン本体部、基礎部の精密診断を実施した結果、基礎劣化に起因した振動であると判断し、基礎改善工事を実施して増幅源を低減させる事で振動を低下させた。