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暮らしのコツ

yellow 楽園写真家が語る「楽園のあかり」写真家:三好和義

リゾートホテルでは心身ともにリラックスできて、ぐっすりと眠ることができる。
それは、リゾートホテルの「夜のあかり」と関係があるのかもしれません。
世界のリゾートを写真に収めてきた「楽園写真家」の三好和義さんに、
これまで撮影してきた「楽園」の印象深い「夜のあかり」を語っていただきます。
美しい写真と三好さんの言葉から、快適な暮らしの照明のヒントを見つけてください。
第一回目は箱根「強羅花壇」について。

楽園写真家が語る「楽園のあかり」

照明で空間に広がりを。灯りで描かれた美しい絵画

室内と庭をつなぐ灯り

夜の「強羅花壇」の客室に身を置くと、自然と一体化したような幽玄な気分に包まれます。これが私たちを深い安らぎへと導いているように思いました。なぜそう感じたのでしょう。
「強羅花壇」の灯りは、客室内だけで完結しているのではなく、夜の室内と庭の灯りをつなげ、空間に広がりを与える照明と言えます。ベッド下など低い位置に隠された、オレンジ色の間接光が、大きなガラス窓を通して、控えめに照らされている庭と客室を視覚的につなげ、内外の一体感を生み出しています。「強羅花壇」では、室内の灯りだけでなく、庭の樹木を照らす照明や、露天風呂のわずかな段差、縁側の下などに収められた外部の灯りも重要なのです。こうした室内外の灯りのバランスが、夜の箱根の森の暗さに心地よい、時には妖艶な雰囲気をつくりだしていました。昼間とはまったく違う表情を見せていたのです。

光源を隠す工夫

もちろん客室だけでなく、通路、ロビーなどインテリアの灯りも、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出しています。まず、まぶしい光源が視界に入らないように徹底的に灯具を隠した間接照明で光の環境をつくり、目の高さの灯りは和紙のシェードで覆って、光を柔らかに拡散させていました。灯りのあり方においても、ゲストへの細やかな心配りが感じられる「至れり尽くせりの照明」です。こうした丁寧な照明計画が、私たちに深いくつろぎを提供しているのです。灯りも「おもてなし」のための素材となることを、夜の「強羅花壇」を満たす「楽園のあかり」は教えてくれました。この考え方は、その後、多くの高級旅館に影響を与えたはずです。灯りはくつろぎの空間をつくるための大切な要素なのです。
「楽園のあかり」が、みなさんの暮らしの灯りを考え直すきっかけになりますように。

「楽園のあかり」を暮らしに取り入れる

「強羅花壇」には、夜、ベッドから立つと自然に小さな灯りが足下を照らしてくれる客室があります。人感センサーを使った照明器具が使われているのですが、こうしたさりげない点灯も嬉しいものです。「自分の暮らしにぜひ取り入れたい手法のひとつですね」と三好さんは言います。

室内と庭をつなぐ灯り

四季折々の夜の「そらのま」で「室内と庭をつなぐ灯り」を感じてください。

光源を隠す工夫

間接照明の手法について。

Kazuyoshi Miyoshi
Kazuyoshi Miyoshi

三好和義

みよし・かずよし ● 1958年徳島生まれ。85年初めての写真集「RAKUEN」で木村伊兵衛賞を受賞。以降「楽園」をテーマにタヒチ、モルディブ、ハワイをはじめ世界各地で撮影。その後も南国だけでなくサハラ、ヒマラヤ、チベットなどにも「楽園」を求めて撮影。その多くは写真集として発表。近年は伊勢神宮、屋久島、仏像など日本での撮影も多い。近著は「京都の御所と離宮」(朝日新聞出版)。日本の世界遺産を撮った作品は国際交流基金により世界中を巡回中。

ご紹介頂いた宿 : 強羅花壇 GORAKADAN

神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300 tel. 0460-82-3331 http://www.gorakadan.com/

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