事例5 複合材としての活用
サンフォースは成形品単体でもご使用頂けますが、他素材と複合してさまざまな機能性を付与する事により、ユニークな特性をもった素材としてお使い頂けます。
1樹脂複合材
発泡スチーム成形時に樹脂部品をインサートする事により、型内同時成形が可能です。
発泡体だけでは不安な強度面を補強する目的や、止水性、外観の向上が図れます。
埋め込みによるアンカー効果の他、接着性が良好な類似樹脂の熱接着も可能です。
2金属複合材
型内成形時に金属等をインサートして同時成形が可能です。部分的な強度アップや断熱、片面伝熱・放熱性改善、電磁波シールド性の付与も可能です。
片面伝熱性向上
外面からの入・放熱をシャットアウトし、一方で内部機器の放熱を速やかに行う事が可能です。
電磁波シールド性能付与
金属メッシュの電磁波シールド性を活かし、EMI対策が必要な個所にご活用頂けます。
一般的な電磁波シールド性樹脂と比較して、1~2割の軽量化が可能です。(同曲げ強度比較)
また、金属や電磁波シールド樹脂では、表裏面共に導電性となりますが、サンフォースとの複合品であれば、片面は電気的絶縁性を保持できます。
3せんい複合材
高温剛性が特徴のサンフォースとカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を熱プレスで複合成形する事により、軽量・高強度・断熱・不燃・有形の複合材が作成可能です。
軽量化 効果比較
幅20mm 支点距離100mmの梁に中央集中荷重50Nをかけ、たわみが1mmとなる強度の梁を製作した場合の重量を各素材で比較。