二世帯の同居家族は単世帯別居家族と比較して2割省エネ
二世帯同居家族は、大家族であるので消費エネルギーも多い、というイメージがあるかもしれません。しかし、同じ人数でも単世帯別居家族の2軒分より消費エネルギーが少ないことが、調査によりわかっています。
たとえば6人家族が一緒に二世帯住宅に暮らす場合と、2人家族・4人家族が別々に2軒の住宅に暮らす場合のエネルギーを比較すると、二世帯住宅の方が2~3割少ないという結果が出ています。
単世帯住宅から二世帯住宅(6人)への変化は、太陽光発電で言えば4.3kW分に相当し、年間光熱費の差は約8.2万円となります。
二世帯住宅のエネルギー消費が小さくなる理由は、次の2つが考えられます。
1について、二世帯住宅は、2つの世帯が別々の住まいに暮らすことに比べて外壁面積、窓面積が減少することで建物の熱損失が減り冷暖房の効率も上がるため省エネルギーになると考えられます。
延面積と所有する家電・冷暖房機器・照明の量は関係があります。
そして、それらの量は、エネルギー消費量と関係がみられます。