インフレーション成形

食品用フィルムやレジ袋などの製造が行われるインフレーション成形の現場。インフレーション成形では、樹脂がダイに溜まりやすく、かつ単純なパージでそれらを取り除くことが難しいという問題があります。またポリエチレンのフィッシュアイ・ゲルが発生するという特有の問題もあります。

しかも、その対策としての成形機の洗浄は簡単ではありません。装置の規模が大きいことが多く、気軽に分解掃除をすることはできませんし、一般的な洗浄剤を使った場合パージした後の樹脂に穴が空いてしまい巻き取りができないことによる作業性の悪さも、インフレーション成形に特有の問題です。

成形機専用の洗浄剤であるアサクリン™は、このような多様な問題を全て解決します。インフレーション成形の現場でのアサクリン™の実績をご覧ください。

アサクリン™はポリマー特性、弊社樹脂相溶化剤技術を駆使して、各種樹脂との相溶性に優れた設計になっています。この相溶性が汚れとなじんで一緒に掻き出す機能を担っています。さらに高度な配合技術により、汚れを掻き落とす高い洗浄力を実現しています。

インフレーション成形では、架橋ポリエチレンが多く使用されますが、この時フィッシュアイやゲルの発生が頻繁に問題になります。しかしアサクリン™のUF2グレード、UBグレードを使えば、装置の分解をすることなく、パージによりフィッシュアイとゲルを除去することが可能です。

洗浄の作業性の良さも重要なアサクリン™のポイントです。一般的な洗浄剤では、成膜しようとすると穴が開き、巻き取ることができず、垂れ流すことになります。それらの屑を除去するために手間が掛かってしまいます。しかしアサクリン™ FDグレードなら、通常の樹脂での成膜時と同じように巻き取りが可能です。そのため、洗浄のための特別な準備や作業を行う必要はありません。