高温樹脂切換え

高温樹脂同士の切換えはもちろん、スーパーエンプラから低温樹脂への切り換えは、成形現場における大きな課題です。アサクリン™がこの課題をどう解決するかをご紹介します。

高温樹脂切換え

高温樹脂切換えのパートナー

高温で成形するスーパーエンプラから低温樹脂への切換えは、樹脂の流動性が失われるため、困難を伴います。スーパーエンプラ同士の切換えでも、パージのために高価な樹脂の浪費を余儀なくされます。アサクリン™なら、これらの問題を軽減し、時間とコストの大幅な節約に貢献します。

高温樹脂の切換えでも、アサクリン™が活躍します。

高温で成形するエンプラから低温樹脂への切換えは、高温樹脂の流動性が低下するため、時間がかかったり、完全な置換が困難な場合があります。逆に低温樹脂から高温樹脂への切換えにおいては、低温樹脂が残存している状態で温度を上昇させると焼け焦げが発生し、炭化異物の混入に繋がります。

アサクリン™は、PX2グレードやPFグレードなどのエンプラ・スーパーエンプラ(高温樹脂)に対応するグレードをご用意しています。これらを活用することで、高温樹脂の切換えコストを最適化することができます。

67%

スーパーエンプラからPEIへの切換え事例で、切換えに必要なPEIを約67%削減しました。

*)当社評価実験の結果に基づく

高温樹脂から低温樹脂への切換えを、効率的に

370℃で成形したPEIから、190℃で成形するPOMへの置換を、アサクリン™PX2グレードとUグレードを順次使用して実施した事例をご紹介します。PX2グレードは高温・スーパーエンプラに特化した高洗浄力グレードです。まずPX2グレードでPEIをパージして、1ショット分計量し、290℃(Uとの使用温度が重なる温度)まで降温します。計量したPX2グレードを排出して、Uグレードに切換えて再度パージします。Uグレードを1ショット分計量し、190℃まで降温させます。計量したUグレードを排出し、最後にPOMに切換えて、置換が完了します。

アサクリン™PX2グレードとUグレードを順次使用することで、高価なスーパーエンプラを使用せずに、PEIからPOMへの置換を行う場合のステップ。

設備が古く、PEEK材などは連続成形していると異物の発生などの不具合が発生するため、アサクリン™の使用は必須。

電子部品業界のお客様

高価な材料でパージする必要はありません

スーパーエンプラは高価な材料です。そのような高価な材料を使って、前樹脂から後樹脂への切換えを行うと、樹脂の組み合わせによっては多くのコストが嵩みます。

アサクリン™の高温樹脂に対応したグレードを使えば、前樹脂の速やかな排出と、後樹脂への速やかな置換を行うことができます。これにより高価な樹脂の使用量を減らし、さらに作業時間を短縮することで機会損失を最小化することが可能です。

高温樹脂切換えに関連するコンテンツ

高温樹脂に対応したグレードを探す

アサクリン™は、高温樹脂(エンプラ・スーパーエンプラ)に対応した多様なグレードをご用意しています。

高温樹脂切換えの詳細な手順を見る

高温樹脂切換えの詳細な手順を記載した技術資料のPDFをダウンロードしていただけます