材料換え

高い洗浄力を誇るアサクリン™は、色換え・樹脂換え効率の最大化が高く評価されています。切換えに必要な時間・コストを大幅に削減する事例をご覧ください。

材料換え

材料換えの最適化が
利益を生み出す

プラスチック成形の現場では、色や樹脂の切換えが頻繁に発生します。この材料換えには無視できないコストがかかります。特に黒などの濃色からナチュラル色への切換えで顕著です。アサクリン™はこの材料換えの効率最大化を通して大幅なコスト削減を実現します。

効率的な材料換えで生産性を向上させる

プラスチック成形現場では、製品の色や材質の変更が日常的に行われています。特に、黒などの濃色の樹脂から淡色の樹脂への切換えには時間が掛かり、また材料樹脂も浪費してしまいます。

アサクリン™は、これらの課題を効果的に解決します。アサクリン™を使用することで、従来の方法に比べて前樹脂を除去するために必要な樹脂使用量を大幅に削減し、同時に必要な時間も短縮できるため、生産効率を大きく向上させることができます。

75%

アサクリン™を使用することで、材料換えに必要な樹脂使用量を大幅に削減*。

*)射出成形プロセスにおける黒色ABSから白色HIPSへの⁨切換えで75%(アサクリン™Uを使用した当社での検討結果より)。

アサクリン™は”馴染んでかき落とす”

アサクリン™はポリマー特性、弊社樹脂相溶化剤技術を駆使して、各種樹脂との相溶性に優れた設計になっています。この相溶性が汚れとなじんで一緒に掻き出す機能をになっています。さらに高度な配合技術により、汚れを掻き落とす高い洗浄力を実現しています。

PA66-GFを320℃で90分間滞留させて生成された炭化物を、アサクリン™による洗浄で除去した様子。優れた洗浄力によって短時間に製品への炭化異物の混入のリスクを取り除くことができます。

アサクリン™のコスト削減効果

成形機洗浄の手段として新しくアサクリン™を知っていただいたお客様には、「パージ剤は私たちの予算に合わないのではないか」と考えられる方もおられるかもしれません。しかし実際には、世界中の多くのお客様が、アサクリン™によって大きなコスト削減と効率改善を実現しています。

従来4時間程度捨て打ちの必要があったが、アサクリン™「FXグレード」であれば1時間で完了した。機会損失も廃棄費用も減った。

包装材料業界のお客様 | FX グレードをご採用

事例:濃色からナチュラル色(無着色)への切換え

射出成形において黒色のABSから白色のHIPSへの材料切換えを行いました。HIPSのみで置換する場合は樹脂使用量が3.8 kgであるのに対し、アサクリン™Uグレードを使用した場合のトータル使用量は0.8 kgにまで低下します。これは樹脂使用量を75%以上削減できた計算です。またこれは同時に、切換えに必要な時間の削減はもちろん、置換に使用した樹脂のコストや廃棄物量の削減も実現したことになります。

濃色からナチュラル色への切換え時、アサクリン™を使用することで、単に樹脂でパージする場合に比べて必要な樹脂の量が75%以上抑制できた。

アサクリン™「FDグレード」の使用により他社材使用時と比べ洗浄剤の使用量を3分の2に抑えることができたため洗浄剤の産業廃棄物の量が減少し、さらに洗浄時間も短縮できたため作業効率の改善にも寄与している。

インフレーション成形をご使用のお客様 | FD グレードをご採用

粉砕材などを使用していたが、黒から白の色替えで丸々1日次材を垂れ流ししていた。アサクリン™「UPグレード」を20 ㎏テストしたところ僅か1時間で色替えが完了し、大幅なロス削減と時間短縮に繋がった。今回はロス削減としてアサクリン™を使う事にした。

押出ブロー成形をご使用のお客様 | UP グレードをご採用