アサクリンワイパー
旭化成の繊維設計技術と樹脂分野における知見を結実させた、高機能ワイパーであり、総合化学メーカーならではの製品です。
金型や製品の拭き上げ作業を想定して開発された製品ですので、成形加工現場の効率化と不良率低減に優れた威力を発揮します。
【アサクリンワイパーの特長】
- 羽毛や毛くずの脱落が少ない
- セルロースの連続長繊維。
- 吸液性(吸油性)・保液性が抜群
- コットン原料、しかも多孔質の繊維組織。
- 静電気が発生しにくい
- 繊維自体に約10%の水分を含んでいます。
- 焼却が可能
- ノーバインダー、ピュアセルロースであるため綿と同じように焼却できます。
- 耐熱温度が高い
- アサクリンワイパーの耐熱温度は約260℃。これ以上になると炭化分解します。
- 耐溶剤性に優れている
- バインダー(接着剤)を用していません。各種溶剤の拭き取りにも好適です。
【アサクリンワイパーの用途】
※ソフトタイプとハードタイプを使い分けてご使用ください。
- 金型、成形機等の乾拭き
- 製品のワイピング
- 塗装・メッキ等二次加工前の脱脂(乾拭き)・シルク印刷用途
- 各種溶剤を用いた拭き取り
【タイプ】
ソフトタイプ | 風合いが柔らかく2枚重ね。デリケートな拭き上げに適しています。 |
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ハードタイプ | ソフトタイプに比べて腰があります。吸水力に優れています。 |
ワイパーの基本的な要求性能
リントフリー性 | クリーンな作業環境の確保(発塵性) |
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吸水性 | 作業効率(吸水量と吸水スピード)。どれだけ多くどれだけ早く吸水できるか |
耐溶剤性 | 溶剤によるワイパー中の不純物の溶出や繊維の脱落及び強度低下等の問題 |
純度 | ワイパーのピュア性(バインダーや可塑剤、表面活性剤及び金属イオン等の含み具合) |
ソフト性 | 拭き面をキズつけずに拭き取れる |
耐熱性 | 熱による素材の溶解、劣化 |
静電気 | 摩擦による拭く対象物への悪影響及びホコリ等の吸い寄せ問題 |
コスト | 1枚でどれだけの仕事ができるか(吸水性、拭き取り性、取り扱いやすさで判断) |
アサクリンワイパーは基本的な要求性能をすべてクリア。バランスのとれた製品だからこそワイピングを必要とするあらゆる用途に優れた機能を発揮致します。
アサクリンワイパーは長繊維の不織布。今までの綿布やバインダー不織布と比較すると、表面の毛羽立ちや繊維の抜け落ちが、とても少なくなっています。ですから感触はとても柔らか。また拭き取りの際の繊維残りもほとんどなく、使い心地がスムーズです。
荷姿及び標準価格
タイプ名 | 寸法/入り数 | 最小オーダー単位 | 標準価格 |
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ソフトタイプ | 34cmx 30cm (四つ折り) 50枚/箱 |
1ケース (9箱入り) |
1,000円/箱 |
ハードタイプ | 1,100円/箱 |
- ※価格には消費税は含まれておりません。
【海外でのご使用について】
アサクリンワイパーの外国語SDS作成および海外の法規制確認は行っておりません。